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ヨーロッパ写真日和VOL.166『パリから芸術の秋、読書の秋』

こんにちは、吉田タイスケです。今回は色づくパリから。芸術、読書の秋ということで、マレ地区はデザイン、アート、モード関連の資料が豊富に揃うフォルネ図書館を訪ねてみました。

マレ地区は、パリの中でも古い建築物が多く残るエリア。

中世の貴族館時代を経て、ユダヤ人商業地区→服飾に特化→戦後の文化復興→LGBTの人たちを中心に感度の高いエリアへ、、と変遷を重ねてきたマレ地区(←一行で数百年まとめた)。

現在はミックス感が心地良い、活気のあるエリアとなっています。

ギャルソンもきびきびと。

街角スナップ。毎年のことですが、パリのおしゃれアイテムといえば、巻き物。色や柄も豊富に、大判のものを使っている人をよく見かけます。

足元にも注目。モノトーンが曇り空によく似合います。

車への規制(専用道路の廃止、駐車スペースの制限等)と共に、渋滞もひどくなりましたが、自転車を利用する人も近年急増しています。写真のように、カゴに花を飾るのはドイツ・オランダ風ですが、可愛いですね。

図書館に行く前に腹ごしらえ、食欲の秋です。ユダヤ人商業地区の中心だったロジエ通りは、今もユダヤ料理店で賑わっています。その中でも最も人気を集めているのがこちら。ひよこ豆コロッケが入った、ファラフェルサンドをテイクアウト。

L’AS DU FALLAFEL
http://l-as-du-fallafel.zenchef.com/ja/

揚げナス、キュウリ、トマト、酢漬けキャベツ2種、ひよこ豆コロッケ6個(!)、ゴマとチリのソース。フォークをもらって、中身だけ食べるのが吉。そのまま食べようとするとエライことになります。

街角のショーウィンドウ。

大判スカーフをコート代わりに。

さて、マレを散歩しながらたどり着きました。元は貴族の館だったフォルネ図書館。パスポートさえあれば、誰でも登録することができます(英仏語の受付、申請書の壁はありますが)。

一部、装飾を復元した閲覧室。

まるで炎を見ているような装飾は、ゴシック=フランボワイヤン様式。壮麗な図書館ですね。

デザイン関係の蔵書も多く、これはチョコレートのパッケージばかりを集めた本。元ネタになりそうなものがたくさんありますね(←何の?)。中庭やギャラリーは、登録なしでも利用できますし、トイレもありますので(大事)、パリ散歩の際は図書館でひと休みも良さそうです。秋のマレ地区からでした。次回もどうぞお楽しみに。

ヨーロッパ写真日和VOL.166『パリから芸術の秋、読書の秋』staff

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