こんにちは、吉田タイスケです。だいぶ前になりますが、まだ日本にいた頃、一度前世を占ってもらったことがあります。その時、前世はイギリス人の船上料理人だったと言われました。占い師に、海や船が特別に好きじゃないですか?と聞かれましたが、そうでもないような、、(料理は食べるのも作るのも好きです)。
ともあれ先日、ご縁があって地中海クルーズを撮影することに。これは、船乗りだったかどうかを確かめるいい機会です←そうかな?イタリアはジェノバから、最大乗船人数5600人という、ちょっとした村よりも人口が多い大型船で出航します。さあ、帆をあげろ!←いや、帆とかないから。
「ボーーー!」という汽笛の音も、今は昔。特に鳴り物もないまま、あれ、動いてる、と静かに出港します。
部屋はこちら。普通のホテルと遜色ありません。あまり揺れないですし、海の上にいることを忘れてしまいそうです。値段によっては窓がない内側の部屋もあるのですが、せっかくクルーズ船に乗るなら、やはり部屋からも海が見たいですよね。
船出に乾杯しましょう。水平線に沈む夕日を眺めながら、シャンパングラスを傾けます←そんな余裕はありません。今回は夕方に出港→海の上で一泊→翌朝次の街へ入港→夕方までフリー、というスケジュールで各街を巡ります。
揺れる水面は形をとどめず、光の加減では布のようにも見えて、その上を歩けそうな気がしてきます。地中海はあまり波が高くないので、クルーズ初心者にも優しいとか。おかげで船酔いとは無縁でした。
さて、船の内部もご紹介。メインストリート(?)にあるショッピングモールは、地上と何も変わりません。レストラン、ブティック、カフェ、記念写真ブース等。天井は液晶スクリーンになっていて、イベントや時間ごとにその姿を変える仕組み。
こちらはフレンチ風のビストロ。レストランも和食を含め、各種揃っています。本当に、ひとつの町が移動しているようなものですね←まだ慣れない。
夕食は、撮影もしながらシャトーブリアンステーキ。
さて、場面は二夜明けてシチリアはメッシーナに入港します。普段、撮影がない時はだいたい朝食も昼食も境目がないような生活をしているのですが(すいません)、今回は何せ初めてのクルーズ、初めての入港シーン。早起きして毎朝の入港シーンは押さえます←当然。
残念ながら、曇り空のメッシーナ。港には町のシンボルでもある金色のマリア像が立ち、人々を見守ります。
船を降りて街を歩く頃には、晴れ間が覗いてきました。全体を見下ろせる丘まで約1.5km歩きます。
南らしい色の雨戸。よく見ると壁にあるアーチ型の装飾も、イスラムの影響があるようなないような←どっちよ。
教会の壁にある、明るい大理石の装飾がリズミカル。
こちらは古そうな作りに見えますが、今も現役のカレンダーのようです。ちゃんと2019になっていますね。
30分ほど歩いて、ようやく丘の上の教会に到着。ここが見晴らしポイントということですが、手前の町並みが微妙でもったいない、、。
下へ降りて、昼食をとって船に戻ります。入港地で夜を明かすわけではないので、どの街も日中数時間の滞在。公園を散歩するように、それぞれの街を散策します。
やはりシチリアといえば魚介類。そしてアーモンドとピスタチオが特産です。この海老パスタにも、もちろんピスタチオ。
帰り道を迷いながら歩いていたら、天井がまるでステンドグラスになっているガレリアを見つけました。カフェもあって、優雅な島時間。
さて、出港です。たった数時間の停泊なのですが、陸を離れる時は一抹寂しい趣があります。オーイ、、←誰もいません。
呼びかけが通じたのでしょうか、この時だけマリア像に虹がかかるという奇跡が!今後のクルーズも祝福されていますね。
再び船内から。メインロードの天井はステンドグラスに。
泳ぐのはデッキのプールで。
こちらはスワロフスキーが敷き詰められた、キラキラ階段のロビー。記念写真スポットでもあり、いつも人で賑わっていました。
ちょっとした、ホテルロビーのようですね。記念写真のためだけに雇われたカメラマンが船内に何人もいて、彼らが乗客を撮っています。
デッキでは、静かな音楽を聴くような夕暮れのグラデーション。三日月を贈るにはちょうどいいですね。
そして夜はパーティ&パーティ!白い服というドレスコードで、昭和な懐メロライブを聴きながら、皆踊ります。クルーズの夜はまだまだ続く、、というわけで、次回はマルタ島に立ち寄ります。どうぞお楽しみに。