こんにちは、吉田タイスケです。プラタナスの並木道を通って、待ち合わせ場所へ。とある6月の土曜日、ご近所の人たち主催のランドネ(ハイキング)に参加してきました。
コロナ禍のせいで、まだ休業中の庭園前で待ち合わせ。自分も含めて総勢7人(少ない)のメンバーです。
庭園脇の道からスタート。今日は午前中のみで10kmを歩く予定です。
歩いて3分、いきなり牛の親子に遭遇しました。さすが畜産大国ノルマンディー。
道端に揺れるカモミールの花。
空は、すっかり夏雲です。
しばらく歩くと、右手にパノラマが広がります。緑の中に住宅がぽつぽつと。まるで箱庭のようですね。
白馬が自由に歩いていたり。自宅から車で15分の場所なのですが、こんな遊歩道があることを引っ越してきてから一年以上全く知らず、ランドネ楽しい!とすでに一人で感動していました。
あそこにキジが隠れている、と目ざとく見つけるチームご近所。
ランドネに参加したのは初めてなんですが、こんな空が見られるなら毎週参加したいと、この時は考えていました。そのうち慣れちゃうんですが。
こちらは「進む方向を変えてください」というランドネの標識です。黄色や青は、そのランドネコースにかかる時間を示しています。どちらも4時間以内のショートコース。本格的なランドネはGR(グランド・ランドネ)と呼ばれ赤色の表示で、コースによりますが数百kmという長いものもあります。
フランスは実はランドネ大国で、国内の整備されたGRとPR(プロムナード・ランドネ=遊歩道)の総距離数は18万kmを超えます。地球を何周できるんだろう、、。自分はそのうちの10kmを制覇したに過ぎないので、えーと、あとだいたい17万9990km残っていますね(遠い目)。どこの地方も景観はバリエーションに富んでますので、旅行の際はぜひそれぞれのランドネをチェックしてみてください。
こちらは森に残されている、昔住居に使われていたという洞窟。
見上げれば、自然のステンドグラス。
こちらはチームご近所。写真中央12歳のアランくんは、外出制限期間の間ゲームばかりしていたということで、強制参加となりました。こっちも似たようなもの(←年齢が違う)、お互いがんばろうぜ。
こういう景色を歩いていると、パリから引っ越してきて良かったなと思います←初めてのランドネだけど。
さて、森を歩いていると等間隔で木製の低い見張り台のようなものがありました。これは狩猟者が使う小屋なんです。一人ずつここに入り、追い立てられた獲物を待ち伏せして撃つと、、。「11月以降は森は危険なので、オレンジや黄色のジャケットを着た方がいいぞ。毎年誤射による事故があるんだ。紅葉の綺麗な季節なのに残念だよ」とご近所チーム。えーー、、ご、誤射!それはシャレにならないですね。農作物等に実害があるなら仕方がないと思いますが、レジャーのための狩りにはあまり賛成できません。
そんな狩猟のことを忘れさせてくれる、通りすがりのロバスマイル。人懐こくて、呼ぶとちゃんと来るんです。
足元には、宝石か、アクセサリーになりそうなムラサキツメクサ。
こちらの家では、犬かと思ったら子ヤギを飼っていました。
か、かわいいなヤギ。飼いたくなります。
丘の上に立つ、典型的なノルマンディー風の田舎家。庭も整えられていて、いいですね。今回はchateau saint justという場所を起点に歩きました。ご興味のある方は、下記リンクをご参照ください。すっかり満喫した初ランドネ、今後もノルマンディーを中心に歩いてみようと思っています。次回もどうぞお楽しみに。
http://www.cape-tourisme.fr/wp-content/uploads/2014/07/plaquette-sentier-Saint-Just-2013.pdf