こんにちは、吉田タイスケです。日本では「マンション」と「アパート」の意味が違っていて、「アパート」の方が安い賃貸住宅的な意味合いだと思いますが、日本で言うところの「マンション」はフランスではアパルトマン(=アパート)と表現します←ややこしい。
「マンション」的な意味の言葉はありません。あえて言うなら「大きいアパルトマン、豪華なアパルトマン」などなど、、。というわけで、今回はパリに暮らすモデルの「素敵アパルトマン」をご紹介します。
場所はパリ11区。最近撮影させてもらうパリジェンヌは、10区11区に集中しています。日本で例えるなら、渋谷近辺でしょうか(異論は認めませぬ)。写真はアパルトマン近くにある、元は線路だった場所を利用した空中庭園。ここを歩いて向かいます。
全長4.5km。1969年まではここに鉄道が敷かれていました。
今は途中にインスタスポット(?)も用意されている、緑の小道。
さて、アパルトマンに到着。5階(日本の6階)までエレベーター無しの螺旋階段。パリではよくあることです、このくらい、、(息切れ中)。青が、、シックですね、、←ひとやすみしてください。
「毎日スポーツできるからいいでしょ?」と笑いながらドアを開けてくれたのは、モデルのエマニュエル。
北フランスのバイユール出身で、18歳の時からパリに暮らしています。ノルマンディー地方に有名なバイユーという町があり、「ああ、タペストリーで有名なところだね」と言ったら「ノルマンディーと一緒にしないで!」と郷土愛溢れるエマニュエルでした。広いカウンターがあるキッチンでは、友人が集まって賑やかに過ごすことが多いそう。
窓からは、さっき歩いてきた空中庭園が見えます。
リビングにも螺旋階段。ロフト造りの部屋は時々ありますが、部屋の中に螺旋階段があるのは珍しい。何だかホテルっぽい←ホテルの部屋にも螺旋階段はないけど。
エマニュエルが見せてくれたのは、アーティストの友人たちの本。
アートから刺激を受けるのが好きというエマニュエル。アーティストの友人たちから、サイン入りの本が送られてきます。
着替えて、テラスに出てもらいました。
小さなテラスでも、パリでは開放感を感じられるスペース。晴れた日はここがプライベートカフェになります。
部屋に飾ってあった花瓶は、よく見るとPYREXの計量カップ。パリジェンヌが使っていると、何だかお洒落に見えてくるから不思議です。これはPYREX流行るかも!←それはない。
形に惹かれて集めているヴィンテージのガラスオブジェ。それぞれ違う質感と、淡い色のグラデーションがいいですね。
螺旋階段を上がった二階は、寝室とバスルーム。バスルームを仕切るドアなどはありません。湿気の少ないフランスだからできる間取りですね。
サングラスが好きで、コレクションしています。「デザインが変わるだけで、気分も変わるから」
お出かけ設定でもう一着着てもらいました。Nanushkaのデニムワンピースに合わせるのは、、
セリーヌのサングラス。ワンピースと階段の色がシンクロしてますね。階上に住む、ピアニストの彼が降りてくるのを待っています(←妄想)。ちなみに化粧品のマーケティングもしているエマニュエル、美しさを保つ秘訣は、毎朝飲む果物のスムージーとストレスをためないことだそう。
年内中に彼氏と南仏エクス・アン・プロヴァンスに移住する計画を立てています。パリとの二拠点生活で、ストレスの少ない生き方をしたいから。ということは、、現在パリから離れて田舎に暮らし、毎日果物を山ほど食べている自分はこれからエマニュエルみたいに美しくなれるということか、、←根本的に間違ってます。
外面も内面も美しくありたいという、パリジェンヌの部屋からお届けしました。次回の更新もどうぞお楽しみに。
「コーディネイション:Tomoko Yokoshima」