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『紺碧の海と居酒屋、豪華客船で行く地中海クルーズ』ヨーロッパ写真日和VOL.309

こんにちは、吉田タイスケです。今回の写真日和は海の上から!先日、日本発着の世界一周クルーズに同乗してきましたので、その航海の一部をお伝えいたします。クルーズ旅に興味がある方もない方も、暫しの洋上生活をお楽しみください。

2023年4月、乗船したのは3年ぶりに世界一周クルーズを再開したピースボートクルーズです。コロナ後初の日本発着・世界一周クルーズ船となりました。今年でピースボートは40周年、そして今回チャーターされた客船は日本発着を行ってきたクルーズ客船としては過去最大となる、パシフィック・ワールド号。その船内の豪華さも、同様に過去最大(吉田調べ)。もちろん「世界一周」と言ってもその全ての期間に同乗したわけではなく、自分が乗船したのはギリシャ〜スペイン間のほんの短い航海でしたが、気分だけは優雅な船上生活を味わってきました。

ピースボートクルーズ
https://www.pbcruise.jp/

ちなみに、「ピースボート」とGoogle検索すると「ピースボート 正体」「ピースボート 宗教」「ピースボート 後悔」などと候補が並びます。実際クルーズ雑誌に撮影を依頼された際、最初に心に浮かんだのは「え、ピースボート、大丈夫かな、、」という思いでした。昭和生まれの方々なら、「ピースボート」という単語に関して何かしらのイメージがあると思いますが、それも今は昔、現在乗客の平均年齢は70代近く、7-8割がシニア世代となっていて、当時でいうところの「活動色」は全くありません。

昔のピースボートに一度も乗船したことがない自分が言うのもなんですが、今やもう通常の(?)豪華客船なんです。自主企画を立てられたり、いろいろな教室に参加できたり、受け身なだけではないピースボートらしさも随所にありますが、部屋のカテゴリーによってはラグジュアリーな旅も可能です。自分は三ヶ月間の船旅には出られませんが、今回のようにヨーロッパを数日だけとか、区間乗船できるならまた乗りたいくらい楽しい船旅でした。

デッキ上部のお気に入りエリア。地中海の青空を眺めながら、午後はのんびりシエスタをどうぞ←実際は一日中カメラを持って、撮影している人。

先端部には、ジュニアスイート以上に宿泊している乗客がアクセスできるプールとジャグジーが。紺碧な海を独り占めです。

こちらは「クルーズ船は動くホテル」を実感できる、居心地の良いジュニアスイートルーム。一度乗船して荷解きをしてしまえば、あとは下船の日までスーツケースのことは気にしなくていいんです。空港で毎回セキュリティチェックの行列に並ぶこともありません。手ぶらで港から港へ、国から国へ。この身軽さを一度味わってしまうと病みつきになるというのは、よくわかります。

クルーズの魅力は先に書いた「何より楽」であることと、日常ではあり得ない「海に囲まれた部屋」に滞在できるということです。それは「海が見える部屋」というだけではなく、海峡を跨ぎ、運河を渡り、港から世界遺産の町を眺めることもできる「移動する窓」がついた、特別な部屋。地中海の風に運ばれてウミネコの背中に乗り、波間に自分自身が溶けていくような開放感を感じられるのは、船旅以外にはありません。

こちらは毎日定時になると、生ピアノの演奏が行われるアトリウム。普通に(?)豪華です。

日本発着船では船内生活でも日本語対応なので、その点も心強いですね。

そして忘れちゃいけない、船内レストラン。日々食べても飽きがこないインクルーシブなブッフェレストランに加え、日本風な居酒屋、寿司屋も揃っています。無論、ワタクシはSUSHIを自腹でいただきました!

デッキに面した居酒屋では焼き鳥も提供しています。あ、すいません、ビールお代わりで!←船上居酒屋に通いたい。

居酒屋で杯を傾けながら、地中海の空は暮れていきます。

そして一杯飲んだあとはと言いたいところですが、こちらはシラフの時にどうぞ。船上サウナで整ってください。

もしくはエステでマッサージも良いかもしれません。

航海途中では寄港地に寄らず、丸一日を洋上で過ごすこともあります。そんな時は様々なアクティビティに限らず、時間と共に移り変わる空模様も眺めていて飽きることがありません。

スペイン、タラゴナへの早朝入港。普段自宅では9時過ぎまで寝ているんですが、この日この時は起きねばなりますまい。さあ、帆をたたんで入港の準備です!←帆はありません。

さて、優雅な船上生活はいかがですか。海と空のパノラマがメインで、今回は寄港地のことを書くに至りませんでした。地中海やカリブ海のクルーズも良いのですが、個人的には何といっても日本周遊クルーズ(!)に乗船してみたいです。各地を廻りながら、漁港で寿司を食べるのが人生の夢です。というわけで次回は訪ねた町のうち、ギリシャ・アテネとイタリア・カリアリを歩いてみようと思います。引き続きのクルーズ旅、次回もどうぞお楽しみに。

『紺碧の海と居酒屋、豪華客船で行く地中海クルーズ』ヨーロッパ写真日和VOL.309Takashi -タカシ-

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