マイナス5度のリヨンからこんにちは、吉田タイスケです。世界最大の料理コンクール、ボキューズ・ドールを撮影に来ていました。前回5位の日本チームは、不本意ながら12位という結果に、、、。
料理コンクールというと華やかなものを想像しますが、現場は格闘技に近いというか、伝わってくる緊張感や各国チームの意気込みは、まるでスポーツを見ているかのようでした。オリンピックではありませんが、二年後（大会は二年に一度）の表彰台を目指して、日本チームにはまたがんばってほしいです！
というわけで今回は美食の街リヨンから、「ブション・リヨネ」と呼ばれる伝統的な料理が食べられるレストランをご紹介します。
信号を待ちながら。
パリの食ライターさんに、あらかじめオススメを聞いていたのがこちら「Chez Hugon」。
http://www.bouchonlyonnais.fr
手書きメニューで英語はなし。こういうところはだいたい、旨いと決まっています。
こじんまりとした店内。キッチンに並ぶ鍋がちらりと見えるところも、良い感じです。
前菜はこちら。三人で頼んだものを取り分けました。豚のテリーヌ、レンズ豆とソーセージのサラダ、ニシンとジャガイモのオイル漬け。どれもブション・リヨネの定番です。
隣の席では地元の人が、豚の内臓ソーセージ・マスタードソースを食べていました。けっこうボリュームがありますが、ご年配の方々も余裕で召し上がるのがリヨン流。
メインにはやはり定番、カワカマスのクネル（はんぺんみたいなものです）、甲殻類ソース。
リ・ド・ヴォー。仔牛の胸腺をエシャロット、ニンニク、パセリのソースで。どれも見た目はこってりソースなのですが、食べると意外にもたれないのが不思議です。ワインを二本も飲んだからでしょうか、、←飲みすぎ。
冬のリヨンからお伝えしました。氷点下でも美味しいものを食べれば大丈夫、、、とまとめたいところですが、今回は道中に上着を盗まれるというハプニングが！撮影中に預けていた部屋から、いつの間にかなくなっていました、、、。皆さんもお気をつけください、ブルブル←さむい。
最後はパリに戻ってタクシーの中から。「タクシーに乗ってまで、まだ仕事しているのか？」と聞く運転手に、「パリは光の街だからね」と答えると、「ああ、、、そうだな」と妙に納得していました（突っ込まれるはずが）。美食の街から光の街へ。次回はまた、パリからお伝えする予定です。どうぞお楽しみに。
