2016年11月、数多くの高級ブランドを展開しているスイスのフィナンシエール・リシュモンは、業績悪化を理由に経営陣の刷新、CEOの廃止、大量リストラを発表しました。これを受けて、今注目を集めているのがリシュモングループ傘下のジュエリー・高級時計ブランド「カルティエ」です。「宝石商の王」ともいわれるこの超名門ブランドは、親会社の低迷を受け、どのような方向へ向かっていくのでしょうか。
1847年、フランスのパリにてルイ・フランソワ・カルティエがジュエリーのメゾンを開いたことで「カルティエ」の歴史が始まりました。当初はジュエリーのみを扱っていましたが、3代目ルイ・カルティエのときに腕時計の分野にも進出。常にモードを作りあげることを心がける姿勢で、ブランドの革新を続けてきました。20世紀前半、目覚ましい成長を遂げていたカルティエは、1939年までの間に15の国から王室御用達の勅許状を拝命。この内9王室の紋章は、現在でもカルティエのパリ本店に掲げられています。
1972年には、ジョゼフ・カヌイを中心とした投資家グループによって世界に散らばっていたカルティエグループが再統合され、一大ラグジュアリーグループが誕生しました。1993年には、「ダンヒル」や「クロエ」などとともにリシュモンの傘下に。その後も様々な商品を発表し続け、現在でも高級腕時計や結婚指輪などで存在感を示しています。
カルティエの人気にはいくつもの理由がありますが、中でもやはりいくつもの王室御用達という高級感は見過ごせないでしょう。また、カルティエの腕時計や結婚指輪を身につけている芸能人は多く、それも人気の秘密といえます。
また、シンプルでありながら気品に溢れたデザインは時代を超えて使用することができるのも大きな強みです。たとえ少々値が張ったとしても、一生もののアイテムをと考えるのであれば、歴史があり質も高いカルティエを選んで損はありません。
カルティエといえば高級時計や指輪が有名ですが、バッグにおいても熟練の職人たちの卓越した技術が実感できるような、非常に質の高いものを販売しています。特徴はなんといっても洗練された無駄のないシルエットです。また、よくありがちなブランドのロゴが大きく入る、ということがないため、エレガントで高級感溢れたデザインは非常に魅力的といえるでしょう。
カルティエは腕時計や財布など、数多くの商品を世に生み出していますが、ここではその中から選りすぐりのオススメ商品をご紹介していきます。
いずれもカルティエらしいシンプルでありながらエレガントさを醸し出しているデザインが特徴です。何かの記念日などに、ぜひとも購入を考えてみてください。
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