イタリアのファッションブランドである「モスキーノ」。ユーモア、セクシー、クラシカルといいた言葉をキーワードとし展開される個性あふれるアイテムの数々は海外セレブを始め国内外問わず多くの人々を魅了している。今回はそんなモスキーノのブランドの生い立ち、そしてブランドのセカンドラインであるLOVE MOSCHINO(ラブ モスキーノ)についてご紹介していきたいと思います。
モスキーノはフランコ・モスキーノによって創立されたイタリアのブランドです。フランコ・モスキーノは1950年に生まれ、14歳で高級仕立屋であるイザベラ・モイランディで働いた後ミラノの芸術で美術を学びました。71年からはVERSACE(ヴェルサーチ)でスケッチャーやイラストレーターとして6年間、その後はイタリアのブランドであるカデットでデザイナーとして6年間働くことになります。
そしてその後1983年にモスキーノが創立されました。84年にはミラノコレクションにデビュー、強烈な個性あふれるコレクションは、たちまち人々を魅了し人気を獲得しました。87年にはカジュアルラインのMOSCHINO JEANS(モスキーノ ジーンズ)や香水を発表、続く88年にはセカンドラインとなるMOSCHINO Cheap&Chic(モスキーノ チープ&シック)を発表、更に89年にはミラノに初のショップをオープンするなど精力的に活動の場を広げ順調にブランドは成長していきます。
94年にモスキーノが死去してからは、長い間コンビを組んできたロッセラ・ジャルディーニがブランドを継承、2013年にはそのバトンを受け継ぐ形でクリエイティブ・ディレクターにジェレミー・スコット氏が就任しています。2007年にモスキーノジーンズがラブ モスキーノに改名されジーンズメインから様々なラインナップを揃えるようになり、2015年にはモスキーノチープ&シックをBOUTIQUE MOSCHINO(ブティック モスキーノ)に改名するなどマイナーチェンジを重ねながら着実に人気を伸ばしているブランドと言えるでしょう。
創立者であるフランコ・モスキーノが死去した1994年以降、モスキーノと支えてきたロッセラ・ヤルディーニのバトンを受け継ぐ形で2013年にジェレミー・スコット氏が新たにモスキーノのクリエイティブディレクターに就任しました。ジェレミー・スコット氏は折衷的アプローチに優れコンテンポラリーなデザイン性を持ち、モスキーノの特徴や特色を再解釈することができるデザイナーであると言われています。
ジェレミー・スコット氏は自身でもブランドを立ち上げており、彼の独自な感性から生み出される衝撃的な作品の数々はメディア・ジャーナリストからも高い評価を得ており、多くのファンに支持されています。ケイティ・ペリーやビョーク、マドンナといった海外のスターやリンダファローやスウォッチといったブランドとコラボレーションするなど精力的な活動を見ることができる。
また2003年から定期的に発表されているアディダスとのコラボレーションコレクションは日本でも人気であり、羽が生えたデザインのスニーカーやぬいぐるみが付いているようなデザインのスニーカーを一度は見たことがある方もいるのではないでしょうか。
2007年にモスキーノのカジュアルなセカンドラインとして生まれたモスキーノ・ジーンズが改名し、ラブ・モスキーノとして生まれ変わりました。高級素材をふんだんに使用し高価なフェースとラインであるモスキーノに対して、あえてチープな素材を使用しキッチュでセクシーなコレクションを展開しています。ジェレミースコットのポップなデザインを比較的安価でファッションに取り入れることができる点もラブ・モスキーノの嬉しい点と言えます。
AXESで取り扱っているバイヤーセレクトのラブ・モスキーノのアイテムをご紹介したいと思います。
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