ニューヨークから、マディソンです。
今年も日本のハロウィンは盛り上がりを見せた様子ですが、セントラルパーク近くの高級デパート“バーグドーフ・グッドマン”のディスプレィのハロウィン仕様も素敵でした。
バーグドーフは5番街を挟んで57から58丁目、西側に1928年にオープンした老舗高級デパートがあります。1990年には東側に男性専科のデパートもオープンしました。生前ダイアナ妃がよく訪れていたと聞いています。
日本ではコスチュームで街を歩くのが人気だそうですね。アメリカの場合、子供たちは思い思いのコスチュームで“トリック・オア―・トリート!”と近所の家々を訪ねます。“トリート、つまりキャンディをくれなければ、トリックを仕掛けるぞ”という意味で、トリートのない家に生卵をぶつけたりするんです。ですから10月31日の夜家を開ける場合には、玄関の外にキャンディを置いて出かけたりします。
大人たちはコスチューム・パーティに招かれることも多いんですが、ホテルで開かれるパーティでは、子供たちのように如何にも脅かすぞというコスチュームではなく、仮面舞踏会的なミステリアスな装いが多いですね。
ニューヨークのデパートは季節ごとの風物を取り入れていることが多く、例えば5番街のロックフェラセンター近くの高級デパート“サクス・フィフスアベニュー”の場合、9月のファッションウィークの時には、ショー会場の観覧風景を思わせるこんなディスプレィでした。
入口もライツ・カメラ・アクションという具合に、ショー会場に入っていく様子を模倣してましたね。
近くのルイ・ビトンはハロウィン仕様ではなかったです。ハロウィンは足並み揃わないんですね。
ただロックフェラーセンターのツリーが点灯される頃には、一斉にみんなクリスマス仕様にディスプレイされて圧巻です。12月のニューヨークは気温も10度前後で寒いんですが、それでもディズニーワールドと同じで、観光客で一杯になります。
ハロウィンの“化ける”をメークアップにかけているわけではありませんが、次々有名人とのコラボで限定メークアップ製品を発表しているセフォラ、同じ5番街なんですが、場所を通りの反対に移して新装開店しました。コスメを高級デパートの一階で買う人が少なくなってきて、もっぱらこのセフォラとアルタ、それにブルーマーキュリーが大人気です。
ブルーマーキュリーは観光客が多く泊まる6番街ヒルトン・ホテルの一階に広々とオープンしました。さっきのセフォラはマンハッタン内にもありますが、アルタは郊外、ブルーマーキュリーの方は郊外にもマンハッタン内にもあるけれど、どちらかというとメークアップ製品よりスキンケア製品、そんな住み分けができている様子です。
さて、今日のミーティングはこのウイ・ワークです。7月にソフトバンクと共同出資で日本上陸が話題になりましたね。
カーサービスのウーバーや、民泊のエアービーアンドビーのような大型シェアビジネスの第3弾と呼ばれているシェアオフィスです。異業種の人たちとオフィススペースを共有することで、ネットワークの機会が生まれて、新しいコラボに繋がると全米に広がっています。今では世界15ヶ国の49都市に156拠点あるそうですが、ここニューヨークには40ヶ所だと聞いています。私が中に入るのは今回が初めてなので、興味津々なんです。
カウチに座る人、私たちのようにテーブルでミーティングする人など、自由さがあふれています。スナックバーの横には、プライベートに話せるよう個室もあるようです。この階はミーティング・ルームなんですが、上階に個人用の机スぺ―スがあると聞きました。
何年ものリースでオフィススペースを借りるより、月単位だと借りやすいですね。それに、グローバルなビジネスによってはオフィスは立ち上げの時だけ必要という場合もあるので、その点も便利です。
ミーティングが終わると、外はすっかり暗くなっていました。話題のホールフーズの前を通ります。アマゾンがつい最近137億ドルで買収したオーガニック食料品店です。有機栽培の生鮮食品や乳製品を値引きすると発表したばかりなので、入ってみてきます。
さて、今回はニューヨークで話題のショップやビジネスを幾つかご紹介してみました。
ではまた、ニューヨークでお会いしましょうね。