ニューヨークから、マディソンです。
寒いですね、毎日。でもニューヨークはクリスマス間近なので、街は活気にあふれています。
56丁目の6番街と7番街の間、セントラルパークからもロックフェラーセンターや5番街のショッピングエリアにも近いところに、ル・パーカー・メリデイアンホテルがあります。その由緒あるホテルのロビー横に、ホテル内らしからぬカジュアルなバーガーショップ、バーガージョイントがあるんです。
この隠れたバーガーショップ、ホテルのレストランのシェフが肉の質にとことんこだわったため、とっても美味しいと連日満員になっています。
ロビー受付横、細い隙間の奥に、バーガーのサイン。カーテン奥の右横にあります。
中は狭くて薄暗く、バーガーの種類もプレーンなバーガーとチーズバーガーの2種類しかありませんが、誰も気にしている人などいません。ホテルの中だからなのか、観光客らしい人たちの姿が目立ちます。
肉の質以外には全くこだわりが無いようで、バーベキューでよく使われる、ごく普通のバンにレタスも安価なサニーレタス、トマトもオーガニックという感じは全くありませんが、やっぱりバーガーって肉なんですね。どうです。美味しそうでしょう。
さて、場所はミッドタウンからダウンタウンに降りてチェルシー地区にやってきました。グーグル真向かいにあるのが、チェルシー・マーケットです。
人気ショップがたくさん入っていますし、週末なので一杯です。チェルシー地区はソーホーと並んでアーティストに人気の地区ですが、マンハッタンの都市が高騰して近年アーティストは大量にブルックリンに移りました。そのせいか、チェルシーマーケット内、とてもデコがブルックリンと似ています。
一方大量のアーティスとが移り住んで、安全でおしゃれな街になってきたブルックリン、今度はそちらも土地が高騰してきていますが…。
今回のお目当てはここ、フリードマンズの裏メニューなんです。
今でこそ日本食をはじめ世界中からそれぞれの国を代表する食の、美味しいレストランが集まっているニューヨークですが、アメリカで一番おいしいと感じるのは、ステーキやバーガーなどの肉、それに本来イタリアンではありますが、アメリカ式のピザ。加えて…
パンケーキなんですね。
メニューには載っていないんですが、ここのブルーベリーパンケーキは薄くてフワフワに柔らかく、日本に来ているクリントンストリート・ベーキング・カンパニーのパンケーキと並んで、ニューヨーカーたちに大人気です。いわゆるアメリカのパンケーキらしくなく、あんまり甘すぎないので、ブリーベリーソースがかかっているんですが、その上にさらにメープルシロップをかけていただきます。
チェルシー・マーケットでは若手の新進デザイナーのサンプルセールをしていたり、美味しいワインを売っている店などたくさんあったので、ついつい時間がたつのを忘れて、ミッドタウンに戻ってくるとすっかり日が落ちていました。
ロックフェラーセンターでは丁度ツリーが運び込まれたところで、サポートと飾り付けのために足場が組まれています。1993年から毎年12月に点灯式が行われる様子は、すぐ近くのNBC局を通じて世界中に放映されるので、ご覧になった方もあるかもしれません。年によりますが、ツリーの高さは大体20~31メートル近くだそうです。
この時期ニューヨークは何処もいっぱいなんですが、写真左手に人があふれているのは、丁度5番街を挟んでロックフェラーの反対側にある高級デパート、サクス・フィフスアベニューで光と音楽のショーが行われているからなんです。
ショーウインドウにはディズニーの白雪姫がディスプレイされているんですが、ディズニーワールドで見るシンデレラ城の光と音楽のショーが、規模は小さいですが、ここマンハッタンの中心地、ロックフェラーの真向かいで毎晩行われています。みんなサクス・フィフスの前に集まって、ひと時ディズニーのショーを楽しんでいるんですよ。
つくづく、ニューヨークは大人の遊園地だな、と感じる瞬間です。
サクス・フィフスだけではありません。今年は光のデコレーションが目立ちます。コーチも、フェラガモもビル全体が光のイルミネーションで飾られています。
いかがでしたか。
マンハッタンからメリークリスマス!また次回、ニューヨークでお会いしましょうね。