毎年5月の第2日曜日は、お母さんに日ごろの感謝を伝える「母の日」。
毎年プレゼントを用意している人、感謝の言葉だけを伝える人、特に何もしない人……。人によってさまざまかもしれませんが、今年は感謝の言葉とともに、お母さんのイメージにぴったりの花束をプレゼントしてみませんか?
■カーネーションが母の日の象徴となった理由
母の日のプレゼントの定番といえば、やはりカーネーションの花。1908年、アメリカ・フィラデルフィアの教会で少女アンナ・ジャービスが亡き母を追悼する会を開き、母が好きだった白いカーネーションを参列者に配りました。この会をきっかけとして5月の第2日曜日が「母の日」に制定されたため、カーネーションが母の日のシンボルとして知られるようになったのです。
もともと母の日には、母親が故人の場合は白いカーネーションを、健在である場合は赤いカーネーションを自分の胸に飾っていたようです。しかしその習慣が変化し、やがて多彩な色のカーネーションを母親本人に贈ることが一般化しました。
■カーネーション以外の花を贈ることも一般的に
時は流れ、現代ではカーネーション以外の花をプレゼントする人も増えてきました。1種類だけに絞らず数種類の花を束ねたブーケにしたり、長く楽しめるようにと鉢植えやプリザーブドフラワーを贈ったりと、花のプレゼントは多種多様な形に発展しています。
しかし、花屋さんには一年中いろんな花があるので、どんな花を贈っていいか迷ってしまいそうですよね。せっかく花を贈るなら、お母さんのイメージにぴったりの気の利いた花を選びたいもの。そこでここでは、母の日のプレゼントとして人気の花と、その花言葉をご紹介します。ぜひプレゼントの参考にしてみてください。
女性の永遠の憧れ、バラの花。優雅で気品あふれる佇まいと香りから、「花の女王」と称されることもあります。そんなバラは、カーネーションに次いで母の日のプレゼントの定番となっています。花言葉は、赤が「情熱」「愛情」、ピンクが「上品」、白が「尊敬」など。赤とピンクのバラにカスミソウを加えてつくった花束が、母の日には特に人気なようです。
初夏を彩る代表的な花として人気のアジサイ。小さな花が集まっていることから、「家族団らん」「家族の結びつき」という花言葉をもちます。また、ピンクのあじさいには「元気な女性」という花言葉があるので、明るく元気なタイプのお母さんにはぜひプレゼントしたいですね。アジサイの切り花はあまり日持ちしませんが、水の入っていない花瓶に入れてそのまま飾っておくと、アンティーク感のあるドライフラワーに。旬の鮮やかなアジサイとはまた違った魅力を楽しめます。
高級なイメージで、母の日に限らず特別な日の贈り物として定番の胡蝶蘭。花言葉は「幸せが飛んでくる」と大変縁起の良いものなので、お家に飾るのにはぴったりです。なお、ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛す」という花言葉をもつので、お母さんへの愛をさりげなく伝えたければピンクを選ぶといいでしょう。ただし、胡蝶蘭はサイズに幅があり、大きいもの(大輪)だと高さが鉢底から80~100センチほどになるので要注意。自宅に飾ることを考えると、鉢を含んで40センチほどになるミニサイズを選ぶのが正解です。
■お花と一緒にちょっとした小物をプレゼント
お母さんのイメージにぴったりの花を選べたら、次はそれにプラスするちょっとした小物をチョイスしましょう。おすすめは普段使いできるハンカチやポーチなど。あまり大げさなプレゼントにならず、さりげなく感謝の気持ちを伝えることができます。たとえば、こんなアイテムはいかが?
愛情をたっぷり込めて選んだプレゼントに、きっとお母さんも喜んでくれるはず。ちょっぴり照れくさくても、ぜひ感謝の言葉を添えてプレゼントしてあげてくださいね。