現在イギリスを代表するファッションブランドとして世界的な知名度を誇るバーバリーは、今から150年以上前、生地屋のトーマス・バーバリーによってハンプシャー州に設立されました。高い野心を持ち、自らを「洋服の革新家」と名乗っていたトーマスは、さまざまなアイテムを生み出していくことになります。
トレンチコートや傘など、バーバリーを日常に取り入れるには多くの選択肢がありますが、そのなかでもぜひ取り入れていきたいのがマフラーです。2000年代に入ってからは日本においても主に若い世代を中心にバーバリー特有のチェック柄マフラーが人気を博し、ファンを順調に増加中。今回はそんなバーバリーの最近の動向を確認するとともに、人気マフラーについてもご紹介していきます。
すべての物事がデジタル化していっている時代、バーバリーも時代の流れに沿い柔軟な変化を遂げています。象徴的なのが「デジタル戦略」です。2012年には、ブランドの世界観を映像によって体感できる「BURBERRY WORLD LIVE」をお披露目。この他にもブランドの世界観を深く訴求してもらうため、さまざまなデジタルコンテンツをオンライン上で公開しています。
これはバーバリーが歴史や知名度に甘んじることなく、常に時代の最先端を見据えたプロモーションをしていくという方針の一環であり、今後も常に最先端を見据えた行動をしていくのは間違いありません。
2017年7月、バーバリーは東京でクチュールケープに焦点を当てた展覧会「THE CAPE REIMAGINED(ケープ リイマジンド)」を開催しました。トレンチコートと同様に、創業当初からバーバリーを支えてきたアイテムであるケープを全面的に押し出したこの展覧会は、フィナーレにモデルたち全員が1点物のクチュールケープを着用したことでも話題になりました。
展示されたケープは1つ1つがすべて手作業で仕立てられたものであり、なかには制作時間が560時間にまで及んだものもあるのだとか。その他にもバラエティー豊かな素材を使用したケープが陳列されるなど、非常に価値のある展覧会だったといえるでしょう。
バーバリーと聞くと、パッとチェック柄を連想する人が多いかもしれません。しかしチェックにはいくつかの種類があり、バーバリーチェックはそのうちの1つに過ぎないのです。それでは、いったいどのようなチェックがバーバリーチェックなのでしょうか。
バーバリーチェックは、キャメル地に赤・黒・白のラインで構成されたチェック柄を指します。「バーバリークラシックチェック」「ヘイマーケットチェック」とも呼ばれ、元々はトレンチコートの裏生地として使用されていました。
チェック柄にはバーバリーチェック以外にも、よりチェックが大きくカラーも濃い目の「ハウスチェック」、茶色地でミリタリーテイストを思わせる渋い柄の「スモークドチェック」、縦横に太めのラインや細めのラインを配した「メガチェック」など、非常にさまざまなものがあり、それぞれで特徴は異なります。
魅力的なチェック柄、しっとりとした肌触り、包み込んでくれるような温かさ。バーバリーのマフラーが多くの人から支持をされるのには、非常にさまざまな理由があります。同じチェック柄でも、カラーが変われば印象がグッと変わるのも魅力の1つです。これからマフラーを購入しようと思うのであれば、バーバリーのものを選んでおけば間違いはありません。
バーバリーはマフラー以外にも、非常に魅力的なアイテムが揃っています。なかでも高い人気を誇るのが財布とバッグです。どちらも上記でご紹介したようなバーバリー特有の魅力的なチェック柄が施されたデザインが多く、男女問わず高い支持を集めています。
バーバリーはマフラーや財布、バッグなど、多くのアイテムを世に生み出してきましたが、すべてに共通しているのが高品質であるということです。常に時代の最先端を見据えているバーバリーが、これからどのような高品質のアイテムを発表していくのか、目が離せません。