取引先に訪問するときや就職・転職活動で面接を受けるときなど、ふとしたタイミングで気になるスーツのマナー。ボタンを留めるか留めないかで悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。今回はボタンの数ごとの正しい着こなし方、カジュアルダウンの方法についてご紹介します。新社会人や就活生の方もぜひ参考にしてくださいね♪
■スーツの印象はボタンの数で決まる?
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スーツの印象はボタンの数によって変わります。カジュアルな印象のスーツは普段の仕事にぴったりですが、式典や面接などのかしこまった場には適さないことも。スーツは職種、社風、シーンに合わせて適切なものを選びましょう。
1つボタンのスーツは、どちらかといえばカジュアル向け。そのぶん華やかなイメージを与えるので、入学式やパーティーなどにおすすめです。ただし、就活や入社式ではややくだけた印象となるので注意しましょう。
2つボタンのスーツはリクルートスーツに多く、就活やビジネスシーンではもっともポピュラーです。1つボタンのように胸元が大きく開かず、シルエットがスリムに見えます。着用時のラインがシャープになるので、きちんと感、かっちり感を演出したいときにはぴったりです。
3つボタンのスーツは首元のVラインが狭く、「真面目で堅実」な印象がいっそう強くなります。90年代に流行した形のため古臭いイメージを持つ人も少なくありませんが、近年はクラシカルな印象を残してお洒落に着こなせるものも増えています。
■スーツのボタンは全部閉めるのが正式?
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男性では一般的な一番下のボタンを外す「アンボタンマナー」。座ったり動いたりしたときにシルエットが崩れないようにするためのマナーと言われていますが、女性の場合はどうでしょうか?
女性向けのスーツはボタンをすべて留めることで綺麗なシルエットになるよう作られています。そのため、男性のようにボタンを外す必要はありません。むしろ、かしこまった場面でボタンが留められていないと、だらしない印象を周囲に与えるおそれもあります。
また、バストが大きい女性の場合はスーツのサイズ選びに注意が必要です。ボタンを留めて着るのが通常のため、サイズが小さいスーツを購入すると窮屈に見えてしまいます。スーツを購入する際は必ず試着し、「ボタンを留めて着たときに窮屈そうに見えないか」を確認しましょう。
ちなみに、スカート丈は立っているときに膝が半分くらい隠れる丈、座ったときに膝上10cm以内になる丈が目安です。自分の体型を考えつつ、ビジネスシーンに適したデザインを選びましょう。
■スーツをラフに着こなしたいときは……
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就活や商談など正式なマナーが求められる場面以外では、スーツをラフに着こなせるようになっておきたいもの。社風や勤続年数にもよりますが、社内ではボタンを開けっぱなしで着てもOKです。
インナーはシャツではなくカットソーを選ぶと、こなれた印象が高まります。ブラックやネイビーのスーツにホワイトカットソーを合わせるコーディネートが定番ですが、ネイビーのスーツにあえて同じネイビーを合わせたり、グレーのスーツの中に同系色の淡いブルーのカットソーを着たりするコーデもおすすめです。
通勤用バッグは、A4サイズが収まる大きめサイズが定番。満員電車に乗る機会が多い方は、もみくちゃになっても中身がこぼれないよう、開け口がしっかり閉まるバッグを選ぶと良いでしょう。
■自分らしい着こなしでスーツスタイルを格上げ!
スーツスタイルを格上げするには、基本を押さえながらも場面によってアレンジを加えるのがポイントです。インナーやバッグの合わせ方にこだわり、より自分らしい着こなしを楽しみましょう♪
更新日:2023年2月10日
公開日:2020年1月28日