100年以上の歴史を誇るラグジュアリーブランド「CHANEL(シャネル)」。今も昔も、女性の心を掴んで離さない上品で洗練されたアイテムを世に送り出しています。そんなシャネルの財布といえば、さまざまな素材を用いていることでも有名です。素材によって異なるシャネルの財布の魅力を、それぞれの人気アイテムとともに紹介します♪
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シャネルの財布やバッグと聞くと、ダイヤ型の格子状になったステッチの模様を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。斜めステッチをクロスさせたダイヤ型は、シャネルの「マトラッセ」というシリーズに見られるアイコニックなデザインです。
マトラッセというネーミングは、「詰め物をする・綿入れをする」という意味のフランス語「MATELASSE」が由来。縦糸にも横糸にも裏表2種の糸を使って製織する「二重織」という技術を応用し、裏糸の張力で表面に凹凸のある模様を表現しています。
本来は素材をしっかりと縫い付けるために生み出された手法ですが、シャネルが採用したことで、そのデザイン性にも注目が集まるように。今ではシャネルの代名詞とされる定番中の定番のデザインとなり、いつしかダイヤ型で格子状のデザインを採用したアイテム全般がマトラッセと呼ばれるようになりました。
マトラッセの財布には、主に「キャビアスキン」「ラムスキン」という素材が使われることが多くなっています。それぞれの特徴とおすすめアイテムを見ていきましょう。
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「キャビアスキン」とは、まるでキャビアのようなきめ細かい型押しを施した牛革素材。硬めでハリのある質感が特徴です。
一般的に、革製品は経年変化によって潰れやすくなると言われていますがキャビアスキンは革が硬いため、他の革素材よりも型崩れしにくく、ふっくら感を長期間保ちやすい傾向があります。また、傷がつきにくく、もしついてしまっても目立ちにくいのがメリットです。
「もう少し手になじむ、柔らかい質感が好き」という方には、通常のキャビアスキンよりも革が柔らかい「ソフトキャビアスキン」という素材を用いたアイテムもおすすめです。
キャビアスキンを使ったマトラッセの長財布です。カードスロットや札入れ、片マチ付きのコインパースなど、機能も充実。飽きの来ないデザインで長く愛用できます。
独特の存在感を放つブルーのキャビアスキンとコンパクトなサイズ感が魅力の三つ折り財布。緻密に作りこまれたデザインでパーティー用の財布としても活躍します。
一方の「ラムスキン」は生後1年以内の羊革を使い、柔らかく仕上げた素材です。自然な光沢感とソフトな手触りが特徴で、上品で高級感のある佇まいが魅力。革がきめ細やかなため肌に吸い付くような質感で、手によくなじみます。
ラムスキンは非常に美しい素材ですが、デリケートで傷がつきやすく、水分に弱い側面もあります。ラムスキンを使った財布はやさしく扱い、お手入れを欠かさないようにしましょう。
ツヤのあるラムスキンに高級感が宿る長財布。なめらかな曲線を描くフラップが女性らしい印象です。厚みのあるエレガントなシルエットなのでクラッチバッグ感覚で持っても◎。
ラムスキンを使用したジップタイプの長財布。キャビアスキンよりもソフトな佇まいと、手になじむ革の質感が特長です。
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シャネルのレディース財布には、マトラッセ以外にもさまざまなシリーズがあります。注目したいのは、椿の花の模様を型押しした「カメリア」シリーズ。エレガントかつ可愛らしいデザインで、女性らしいテイストを好む方、「ありきたりのアイテムには飽きてしまった」「周りと被りたくない」という方にはぴったりです。
「甘めよりもクールが好み」という方には、「ボーイシャネル」がイチ押し。その名の通り、どこかボーイッシュ、マニッシュなテイストを感じる直線的なフォルムや落ち着いたトーンが魅力のシリーズで、コーディネートをピリッと引き締めてくれますよ。
「カメリア」の三つ折り財布。椿の柄をモチーフにしたエンボスが、優雅かつ可憐な印象を引き立てます。クラシカルとモダンが融合した「今っぽさ」のあるデザインです。
エレガントな椿の模様を全面にあしらった「カメリア」の長財布。クラシカルなデザインに、メタリックな光沢のある素材がスタイリッシュさをプラスしています。
ピュアなホワイトのボディに同系色のココマークをあしらった三つ折り財布。トレンドに左右されず長く使えるアイテムです。
幅広いデザインや素材を扱うシャネルですが、やはり人気の形・素材の財布には例年注目が集まります。ときめきを感じた財布があれば、売り切れてしまう前に早めにゲットしておきましょう♪