「Dior(ディオール)」のロゴを並べた「OBLIQUE(オブリーク)」は、若者から大人まで幅広い世代の女性に注目される人気ラインです。ディオール オブリークはどんな経緯で人気シリーズに上り詰め、どのようなアイテムをリリースしているのでしょうか?世界中の女性が憧れてやまない、ディオール オブリークについて解説します。
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一面にブランドロゴが敷き詰められたキャンバス地が特徴の「ディオール オブリーク」シリーズ。近年街中で見る機会がいっきに増えましたが、柄自体は約50年前から存在するディオールの伝統的なデザインです。
そんなディオール オブリークは、2000年代に流行した超人気シリーズ「トロッター」を、ディオール初の女性アーティスティック・ディレクターであるマリア・グラツィアが2017年に新ラインとして復活させたことでブームが再燃しました。
マリアがこのデザインに注目したのは、まだ若い娘がアンティークバッグの写真をSNSにアップしていたのがきっかけ。若い世代の目には過去のデザインが新鮮に映ることに気付き、かつてのトロッターに再ヒットの可能性を見出したのです。
クラシックな魅力が見直されている時流も相まって、ディオール オブリークはマリアの狙い通り大ヒット。こうして、オールドグッチやヴィンテージシャネルに並ぶ「古き良きバッグ」として、ハイブランドの人気ラインに名を連ねることになりました。
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キャンバス素材のディオール オブリークは、大小どのバッグも軽くて丈夫なつくりが特徴。ハイブランドのバッグにもかかわらず、気兼ねなくデイリーユースできる使い勝手のよさで愛されています。
そんなディオール オブリークの生地は、実に9700本もの糸を使って織られているんだとか。モノグラム柄が美しく映えるようカッティングにも細心の注意を払い、卓越した技術と厳しいチェックによって計算され尽くしたデザインに仕上げています。
ディオール オブリークのアイテムにはさまざまな種類がありますが、特に人気を集めているのが、オブリークキャンバスを全面に使用した「ブックトート」です。中央に大きくブランド名をあしらっているのがデザインのポイント。カジュアルさの中にも気品が光る、ディオールらしいアイテムです。
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近年は、ディオール オブリークのメッセンジャーバッグが新作としてリリースされたほか、新アイコンバッグ「DIOR BOBBY(ディオール ボビー)」のストラップにオブリーク柄が採用されたことも話題に。2020年秋冬コレクションではカジュアルなスリッポンにもオブリーク柄が採用され、商品ラインナップはいっそう拡大しました。男女問わず身につけられる普遍的なデザインもオブリークの魅力です。
今後もカジュアルからクラシカルまで、さまざまなテイストのアイテムでディオール オブリークを見かけることになりそうです。
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ここでは、オブリーク柄を採用したおすすめバッグをご紹介♪ ディオール オブリークが気になっている方はぜひチェックしてみてくださいね。
オブリーク柄を全体に散りばめ、大きめのブランドロゴをワンポイントとしてあしらった「Dior camp(ディオール キャンプ)」のショルダーバッグ。ゆったりとしたシルエットで、かさばる荷物もすっきり収納できます。カジュアルで普段使いしやすいのに上品さがあり、いつものスタイルを格上げしてくれる一品です。
乗馬の世界観からインスピレーションを受け、馬鞍のフォルムをかたどったアイコンバッグ「SADDLE(サドル)」シリーズ。ディオールらしさを象徴するオブリーク柄に、ヴィンテージのような雰囲気が漂うハンドバッグです。キャンバス地を使用することで、エレガントな装いだけでなく、デニムなどのカジュアルスタイルにもマッチするアイテムに仕上げられています。
こちらも「サドル」シリーズのショルダーバッグ。特徴的な馬鞍のフォルムを取り入れながらも、より汎用性が高く普段使いしやすいデザインにまとめられています。注目ポイントは、中央のリボンに垂れ下がる「D」のメタルチャームと華奢なチェーンのショルダーストラップ。上品で洗練された雰囲気が細部にまで宿る逸品です。
さまざまな形、テイストのアイテムを取り揃えるディオール オブリーク。高級感と使いやすさのバランスが絶妙なので、次に欲しいバッグとして狙っている方は多いのではないでしょうか?
ディオールのバッグにはほかにも「Lady Dior(レディディオール)」「Diorama(ディオラマ)」など人気の型があります。ぜひそちらもチェックして、自分にしっくりくるアイテムを見つけてくださいね。