バッグ、アパレル、靴など、様々な種類がある革製品。他の素材と異なり、長く使えば使うだけ味わい深くなっていく革製品は、多くの人々を魅了してやみません。 そんな革製品には、牛や鹿など実に多くの種類が存在し、中には「えっ、こんなものまで素材にしているの!?」というようなものまであります。長く大切に使用する為にも出来る限り種類と特徴を把握しておきたいですよね。
<牛(COW)>
まずは革製品の代表ともいえる牛です。 丈夫で仕上がりが美しいのが特徴であり、バッグや靴、ベルトの素材によく使われています。月齢・性別によって性質や名称に違いがあることも特徴の一つです。
◆カウハイド
生後2年以上が経っている、出産経験のある雌の革です。強度や厚さのバランスが良く、牛革の代表的な存在といえます。
◆ステアハイド
生後2年以上が経っている、去勢された雄の革です。傷が少なく、厚みも比較的均一であるが特徴であり、現在最も流通している牛革といえます。
◆キップ
生後6か月~2年までの牛の革です。まだ子牛のため表面がきめ細かく、強度も高いため、高級品として使用されます。
◆カーフ
生後6か月以内の子牛の革です。生まれて間もない牛のため傷が少なく、表面も滑らかできめ細かい、最高級の素材といえるでしょう
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<馬(Horse)>
牛革に比べると強度が落ちるものの、その分柔軟性に富んでいるのが特徴であり、「コードバン」と呼ばれる重量馬の臀部部分の革は、非常に美しい光沢が人気の高級素材です。その光沢を利用して、靴やバッグ以外に、ランドセルの素材としても非常に重宝されています。
<羊(Sheep)>
年齢によって呼び方が異なり、子羊の革をラム、羊の革をシープと呼びます。繊維が粗いこともあり、強度が求められる製品には不向きですが、ラムの手触りは抜群のため手袋などに使用されることが多いです。
<山羊(Goat)>
表面に独特なシボがあることが、山羊革の特徴です。厚みはないものの強度があり、繊維も緻密なため、靴や手袋によく使用されます。
独特な模様のある革のことを「エキゾチックレザー」と呼びます。エキゾチックレザーの素材に使われるのは、蛇やトカゲといった爬虫類や、ダチョウなど、哺乳類以外の生物たち。ここでは、エキゾチックレザーの代表的な素材についてご紹介します。
<蛇(Snake)>
蛇革はバッグやブーツ、時計バンドなど、ファッション性の高いアイテムに使用されるケースが多いです。その中でも、美しい斑紋が特徴的なニシキヘビの革は、広く利用されています。
<トカゲ(Lizard)>
トカゲの革は基本的にリザードと総称され、爬虫類の中でも人気を博す素材です。そんな中でも特に人気なのが、トカゲの中で最も大きく、頑丈な革質を持つリングマークリザード。鱗にリングのような模様が入っており、トカゲ革の中でも最上級の品とされています。
<ダチョウ(Ostrich)>
革の高級素材として知られるのが、鳥類最大のダチョウです。 羽を抜いた痕が丸い突起となっているのが特徴で、この美しくも独特な模様が大きな人気を集めています。また、頑丈で柔軟性が高いことも魅力の一つです。
<オイルメンテナンス>
革製品を使用する上で、欠かせないのがオイルメンテナンスです。革は乾燥に弱く、メンテナンスを怠っているとひび割れ、やぶれの可能性が出てきます。使用していく中で、表面が乾燥してきたなという場合には、保革用オイルの使用を心がけてください。オイルを塗ることで、色合いが鮮やかになり、表面にツヤを保つことができます。
<革が水に濡れてしまった場合>
革が意図しない理由で濡れてしまった場合、染み込む前に対処することで水染みを防げる場合があります。濡れたことに気が付いたら、全体を丁寧に水拭きした後で、自然乾燥をさせましょう。この際、ドライヤーなどで乾かすことは禁物です。急激な乾燥は、ひび割れなどの原因になってしまいます。
引用元:https://unsplash.com/search/leather?photo=d4OnMIl5OYk
ご紹介したように、革には様々な種類があります。人によって好みは違うため、あなたの好みにあった革を見つけることが大切! しっかりとしたメンテナンスも行い、楽しい革生活を送ってくださいね!