スポーティーな見た目ながら、かっちりコーデのハズしアイテムとして大人の女性にも人気のハイテクスニーカー。最近ではスポーツメーカーのみならず、BALENCIAGA(バレンシアガ)やGUCCI(グッチ)などのラグジュアリーブランドからも、数多くのハイテクスニーカーがリリースされています。
ハイテクスニーカーといえば、履きやすさとユニークなデザインが魅力ですが、そのごつごつとしたシルエットから「どんな服に合わせたらいいのかわからない」とお悩みの方も多いことでしょう。そこで、今回は海外のスナップをお手本にハイテクスニーカーをコーデに取り入れるコツをご紹介します。この秋はハイテクスニーカーでお出かけしてみませんか?
そもそもハイテクスニーカーとは、各ブランドが独自の技術を駆使して開発した最先端のスニーカーのことです。厚めのソールは衝撃吸収性能に優れ、従来のスニーカーに比べて推進力やグリップ力が高いのが特徴。靴が足にフィットするので長時間履いていても疲れにくく、軽量設計なので足にやさしいスニーカーといえるでしょう。
ハイテクスニーカーがファッションアイテムとして初めてブレイクしたのは1990年代。当時は、スポーツマンや男性を中心に熱狂的な支持を集めていました。それから約30年経った現在では、機能性の高さやデザインのユニークさが多くの人に認められ、ファッショニスタや女性からも愛されるオシャレアイテムとして、日々進化を続けています。
最新の技術を搭載した新モデルが次々と発表されるハイテクスニーカーですが、90年代の登場以来、その人気を牽引し続けているのがNIKE(ナイキ)のAIR MAXシリーズです。AIR MAXシリーズは、ソールに「ビジブルエア」と呼ばれるエアバッグが搭載されているのが最大の特徴で、ソールの側面にはエアバッグの存在を示す窓が設けられています。
従来のスニーカーは、靴ひもを締めることでフィット感を調整しますが、PUMA(プーマ)のディスクブレイズやReebok(リーボック)のインスタ・ポンプ・フューリーといったハイテクスニーカーは、円型のダイヤルを回したり、中央のポンプを押したりすることで、靴を足の形にフィットさせる技術を採用しています。ハイテクスニーカーの実用的かつ近未来的な見た目は、コーディネートの程よいアクセントになってくれるでしょう。
AIR MAXやインスタ・ポンプ・フューリーは、ごつごつしたシルエットとボリューム感が特徴で、最近ではスポーツマンだけでなく、ファッションアイテムとして着用するセレブが増えています。adidas(アディダス)のMND R2やNew Balance (ニューバランス)の996シリーズといったコンパクトなモデルは、どんなコーデにも違和感なく馴染むので、初めてハイテクスニーカーを履く人にもおすすめです。
足元にハイテクスニーカーを投入すれば、どんなコーデも今っぽく、おしゃれに決まります。Tシャツにワイドパンツなどのスポーティーなコーデはもちろん、ニットやミニスカートといったフェミニンなアイテムと合わせると、グッと“こなれ感”が引き立ちます。ホワイトやベージュなどの淡い色合いのスニーカーならどんな系統の服にも馴染むので、一足持っているとコーデの幅が広がるはずです。
ハイテクスニーカーは、もともと90年代に爆発的な人気を誇っていたアイテムであるだけに、太いストライプや大きめのドット柄など、ちょっとレトロなストリートファッションとも相性抜群。野暮ったくなりがちなレトロコーデも、洗練された印象に仕上がるでしょう。柄の個性とぶつからないために、コーデのトーンと同系色のハイテクスニーカーを選ぶのがポイントです。
ハイテクスニーカーを取り入れた90年代コーデでは、ちょっと懐かしいストリート感のある小物を合わせてリアリティーを追求してはいかがでしょうか?ハイテクスニーカーとウエストポーチを合わせる懐かしのコーディネートに挑戦してみても楽しいですね。
海外のファッショニスタは、インパクトのあるロングスカートにも、ハイテクスニーカーを合わせてコーデをカジュアルにまとめています。ワンランク上のお出かけスタイルといった雰囲気を醸し出し、大人の余裕を感じるコーディネートです。
ハイテクスニーカーは、かっちりコーデのハズしアイテムとしても活躍します。スポーティーなキャップや、ロックテイストの小物と合わせて、自分なりのコーデを楽しみましょう。
ハイテクスニーカーはスポーティーな見た目が印象的ですが、きれいめコーデのアクセントとしても活躍するアイテムです。「この組み合わせはミスマッチかな?」と怖がらずに、いつものコーディネートにどんどん取り入れていきましょう。ハイテクスニーカーがあれば毎日のおしゃれが楽しくなりますし、とっても歩きやすいので自然と行動範囲が広がるかもしれませんね!