1971年ヴィヴィアン・ウエストウッドがマルコム・マクラーレンと共に立ち上げたブティックLET IT ROCK(レット・イット・ロック)から始まったとされる、現在でも多くのファッショニスタに人気のブランド、ヴィヴィアン・ウエストウッド。そんなヴィヴィアン・ウエストウッドが銀座にできた新たな商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」に新店舗をオープンしました。
ヴィヴィアン・ウエストウッドは2017年4月20日、銀座に新たに誕生した商業施設ギンザ シックスに直営店をオープンしました。店舗のデザインは2016年ニューヨークとパリにオープンした店舗と同様に新しいストアコンセプトを採用しており、ブランドの持つエレガントさに加え木材などのナチュラルな素材をミックスした仕上がりとなっています。
この店舗ではメインラインであるヴィヴィアン・ウエストウッドに加えクチュールレーベルのAndreas Kronthaler for Vivienne Westwood(アンドレアス・クロンターラー・フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド)やディフュージョンラインのVivienne Westwood Anglomania(ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア)を揃えたフルコレクションとなっており、革小物、シューズ、アクセサリーといったものまで揃え、豊富なラインナップを見ることができます。
▼GINZA SIXとは
2017年4月20日、銀座6丁目10番街区に銀座エリア最大級の商業施設GINZA SIX(ギンザシックス)がオープン。店舗デザインはニューヨーク美術館などを手掛けた世界的な建築家谷口吉生が手掛け随所に日本の伝統が感じられるデザインになっている。施設内は国内最大級とも言われるメゾンブランドの旗艦店数を誇るファッションゾーン、人気コスメブランドが集まったビューティーゾーン、蔦谷書店＆スターバックスコーヒーや日本初上陸グルメなどからなるライフスタイルゾーンと大きく分けられています。またショップだけでなく能楽堂や庭園があるなど一つの施設の中に居ながら様々な楽しみ方のできる場所と言えるでしょう。
ヴィヴィアン・ウエストウッドと共に、ブランドの礎を築いてきたマルコム・マクラーレンがセックスピストルズをプロデュースするとたちまち注目を浴びパンクブームが到来しました。そしてブームと共に彼らに着せていたヴィヴィアン・ウエストウッドデザインの服はパンクファッションとして一つのジャンルを確立することになったのです。
その頃国内でヴィヴィアン・ウエストウッドを知っていたのは一部の音楽関係者やファッション関係者、セックスピストルズのファンといった一部のコアなファンのみでした。しかし90年代に入りゴスロリファッションなどのストリートカルチャーが広がりを見せると、国内でもヴィヴィアン・ウエストウッドのアヴァンギャルドなデザインは徐々に人気を獲得していくようになり、初の旗艦店が東京にオープンした1996年以降にはコアなファンのみならず、クリエイターやスタイリスト、モデルといった芸能人の間にも広がり爆発的に普及していったのです。
そして2000年に入ると大人気少女漫画「NANA」で取り上げられたことをきっかけとして、更に多くの人にヴィヴィアン・ウエストウッドの名前が知られるようになり、現在のようにコアな層から一般層まで幅広い人々に人気のあるヴィヴィアン・ウエストウッドとなってきました。
ヴィヴィアン・ウエストウッドの定番カラーと言えばなんといってもブラック。シックで高級感があり、どこかミステリアスなブラックはアヴァンギャルドなデザインをより魅力的な物にしてくれます。しかし今季の新作に取り入れられた発色の良い刺さるようなグリーン、レッド、ブルー、といったカラーのアイテムも特徴的です。
今季のアイテムの数々は英国らしい美しさをもつテーラリングとユニセックスを象徴するようなメンズライクなアイテムといった共通点のもとで、統一感というよりもアイテムそれぞれにストーリーやアイデアを感じることができるものばかり。
是非今季のヴィヴィアン・ウエストウッドのスタイル、カラーを楽しんでいただきたいと思います。
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