春になると日本列島で猛威を振るう花粉症。マスクをしても、くしゃみや鼻水、目のかゆみが止まらないので、もうお手上げ!という方も少なくないでしょう。風のない室内でもくしゃみや鼻水が出るのは、髪や服に花粉がたくさん付着しているから。花粉症の症状を少しでも軽減させるために、春は花粉がつきにくい髪型で出かけましょう!
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花粉症はスギやヒノキなどの花粉が原因となって起こるアレルギーの一種で、「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれています。3月は1年で最もスギ花粉の飛散が多くなる時期。通勤や外出の際にマスクやゴーグルで身を守っても、目のかゆみや鼻水が収まらずにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
室内でもアレルギー症状が出るのは、自分や周囲の人の髪、衣類に花粉が付着しているからです。人間の髪の表面には、タンパク質の層がウロコ状になった「キューティクル」がありますが、キューティクルが乾燥した状態で髪と髪が擦れると、静電気が発生し空気中の花粉を引き寄せます。
スギ花粉を顕微鏡で見ると大きな突起がひとつあり、髪や衣服などの繊維に引っかかりやすい形状をしていることがわかります。髪に静電気が起きているとさらに花粉がつきやすく、ツライ花粉症の症状は重くなるばかり。くしゃみや鼻水などの症状を軽減するには、外出時のマスクと合わせて、髪に花粉をつけない工夫が欠かせないでしょう。
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髪に花粉が付着するのを避けるには、外出の際に帽子をかぶって髪を守るのが効果的です。長い髪はひとつにまとめてから帽子の中にしまいましょう。
帽子で髪がつぶれてしまうのが気になる方は、帽子の代わりにヘアスタイルを工夫して顔回りに花粉を近づけないようにするといいでしょう。以下の3点を押さえてヘアアレンジをすれば、花粉症対策はバッチリです♪
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髪につく花粉を少なくするには、髪をできるだけタイトにまとめることが大切です。ショートヘアの方は前髪をまとめてねじり、毛先を頭頂部のあたりでとめる「ポンパドール」を試してみましょう! 前髪が短くてねじれない方は、顔にかかる部分だけピンでとめても◎。
また花粉症対策としては、帰宅後すぐに顔を洗って花粉を落とすことも効果があるといわれています。顔回りがスッキリしたヘアスタイルなら、洗顔もスムーズですね♪
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長い髪をまとめれば静電気も起きにくく、花粉がつく面積も小さくなります。髪が肩より長い方は、ポニーテールを作った後に低い位置でお団子を作るシニヨンや、ハーフアップから毛先を隠すようにねじったギブソンタックで髪をまとめるといいでしょう。
ヘアアレンジをするときは、顔回りにおくれ毛を出したり少し崩したりしてふんわりさせたくなりますが、逆に髪と髪の間の空気を抜くイメージで花粉が入り込むスペースを作らないことがポイントです。できるだけシンプルに、タイトにまとめることを心がけましょう。
忙しい朝はヘアクリップで髪をはさむだけでもOK。ロングヘアなら髪を根元からつかみ、ねじり上げてお団子に。顔にかかるサイドの髪を後ろにまとめるときにも活躍します。上品なカラーのヘアクリップならオフィスにもすんなり馴染みます。
ラフにまとめられるシュシュは、休日のヘアアレンジにおすすめ。ペールトーンの可愛らしいカラーにトライアングルロゴをあしらいました。ポニーテールなどのフェミニンなまとめ髪にぴったりです!
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カラーやパーマは髪にダメージを与え、静電気を発生させる原因にもなります。春は大胆にイメージチェンジしたくなる時期でもありますが、花粉症がひどい方はピークが過ぎるまで髪を傷める行為は控えましょう。
また、ワックスやスプレーなどの整髪料は油分が多く、髪につけると花粉が落ちにくくなってしまいます。花粉のシーズンは可愛いヘアクリップやヘアゴムを使って、シンプルなまとめ髪アレンジを楽しんで♪
髪につく花粉を最小限に抑えるには、「髪をコンパクトにまとめること」と「静電気を起こさないこと」の2つが重要です。髪のダメージがひどい方は美容室で特別なケアを受けたり、傷んだ毛先を切って髪を短くしたりしてもいいですね。
忙しい朝は髪をひとつに束ねるだけでも髪同士の摩擦が減り、花粉がつきにくくなります。ツラい花粉症でお悩みなら、ヘアアレンジで対策を打ちましょう!