こんにちは、吉田タイスケです。前回に続き「フランスで最も美しい村」のひとつ、ピカルディー地方のジェルブロワというバラの村を訪ねてみました。もちろんカメラ機材を持ってきましたが、何とカードがカメラに入っていないという失態、、。これは、コロボックルの仕業ですね、、←いや、入れ忘れたの自分でしょ。というわけで一眼レフが使えず、今回の写真は全てiPhone撮影です!
さっそく村を歩いてみましょう。世界的に有名なバラの村はパリから北へ100km、噂に違わぬ可愛らしさです。
よくそれぞれの家が、ここまで皆バラばかりを植えるものだなと思っていたのですが、そもそもは20世紀初頭、近隣に暮らし、この村に惚れ込んだアンリ・ル・シダネルという印象派の画家が、村民に「ここに皆でバラを植えて、バラの村にしようぜ」と呼びかけたことが始まりだったとか。それをきっかけに「バラの村」としての差別化・ブランディングに成功したというわけですね、ふむふむ(ビジネス書風に言ってみた)。
どの街角を見ても、石畳に16-17世紀の建築、その風景に彩を添えるバラがまるでテーマパークか一枚の絵画のようです。
こちらも1691年築。
少しかすれた青い雨戸、窓枠と淡い色のバラが一枚の絵画のよう←さっき言いました。いやほんと、ポストカードですね。
バラのシルクのような花びら。iPhoneもけっこう撮れます。
今回はウチの猫、ノアさんも連れてきました。甘い香りがわかるのでしょうか。
窓辺にて。ご本人(猫)はちょっと不満顔。
こちらはバラをテーマに作品作りをする、シルヴィさんのアトリエ。
Sylvie Fortin
https://sylviefortin.fr/
クラシックな画風がこの村にぴったりです。通常は室内も撮影不可ですが、許可をいただいて撮影しています。
筆のみならず、指も使ってバラを描いていくシルヴィさん。
さて、散策を続けます。バラの村はあちこちが記念撮影スポット。
こちらは村の中でも特に有名な「青い家」。皆、記念写真を撮影していました。
サロン・ド・テとブロカントを扱うお店の看板。村を訪ねた際は、残念ながらまだ休業中。
どこでもバラ撮り放題。花好きには天国ですね。
30分ほどで見て回れる規模の村ですが、ゆっくり歩くのにはちょうどいいサイズです。
路地から覗く、別世界。
優雅な赤いバラ。扉に落とす影までが、ひとつの作品ですね。
一重のバラ。壁の黒い木骨とのコントラストがいいですね。自宅にも植えたいです。
これぞ「美しい村」の名にふさわしい、というバラの村でした。6月のフランスに来ることがあれば、ぜひパリから足を伸ばしてみてください。今回は時間がなくて立ち寄れませんでしたが、前述の印象派の画家シダネルの名を冠した庭園などもあります。次回も自然がテーマ。フランス人も大好きなランドネ(ハイキング)を取り上げます。どうぞお楽しみに。