こんにちは、吉田タイスケです。今回で最後になりますが、前回に引き続きパリ・2021秋冬オートクチュールコレクション、ショー会場前からのファッションスナップをお届けします。今回は常にモード界の異端児であり続けたブランド、ジャンポール・ゴルチェ。デザイナーとしての本人は2020年春夏オートクチュールコレクションを最後に引退していますが、今回はsacaiからデザイナーの阿部千登勢さんをゲストとして迎え入れてショーが行われました。その会場横のカフェは、すでに異次元です。
こちらは今年お披露目されたSacaiとゴルチェのカプセルコレクション、タトゥーアーティストのDr Wooのデザインを取り入れたトップスとレギンスをコーディネイトしているマダム。身体にフィットするデザインがタトゥー感を出してますね。
ショーの当日は小雨がぱらつく一日だったのですが、こちらは晴れた7月の青空のように爽やかなマダム。ゴルチェらしいボーダーで。
たまにはイケメンも登場。モデルでしょうか。デニムが似合う男前です。
さて、ゴルチェといえば80年代から性別やジャンルを超越したコレクションを発表することで注目を集めていましたが、その『自由さ』は今も、ストリートでも継承されています。ドラッグ・クイーン風の装いがかっこ良すぎるこちらのムッ、、、いや、どちらでもいいですね。ファッションは『自由』ですから。
そうです、「〜らしさ」も関係なく、髪の色も生き方も自由に行きましょう!←どうした。
ゴルチェの会場では、シャネルのバッグも保守的に見えてきます。
ここでご本人も登場。「ジャンポール!ジャンポール!」とすごい人気です。
こちらは珍しくお子さん連れのゲスト。ゴルチェTシャツを着たクマがお気に入り、将来のインフルエンサーでしょうか。
こちらは秋の色づいた葉を身につけるようなジャケットで。街でも森でも目立つ迷彩柄です。
こちらも色々と超越感のあるムッシュー。真っ赤なサングラスも映画衣装のようなジャケットも、アヴァンギャルドを体現しています。あの、何かビームとか出ますか?←オイ
お子様ならぬ、仔犬を連れて会場入りしていた人もいました。ちゃんと首にはゴルチェスカーフが巻かれています。
こちらはゴルチェのゲストの中にあって、クラシックが新しく見えてくるマダム。足首のアンクレットも、モノトーンとベージュのケリーの組み合わせもシックです。
さて、ショーが終わったあとのサプライズ。今回はいつも通りゴルチェ本社ビルでショーが行われたのですが、最後にショーに出演したモデル全員がテラスに登場したんです。
2021秋冬オートクチュールコレクション。
テラスでのお披露目に、通りは盛り上がっていました。
そして最後には、ジャンポールと共にデザイナーの阿部さんが登場。拍手でパリの通りが包まれるのを聞きながら、今回のオートクチュールスナップも最終回です。次回からはまたパリジェンヌのアパート訪問や、ヨーロッパの街紹介などをしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。