こんにちは、吉田タイスケです。今回はスコットランド最大の都市、グラスゴーからお届けします。
現在はロンドン、エディンバラに続いて、3番目に観光客が多く訪れるグラスゴー(全く知らなかった!)。目抜き通りを歩くと、早速バグパイプの演奏が迎えてくれました。
街には、冬の凛とした空気。
この日は閉まっていた、キオスク(?)で遊ぶ子供達。
街角の青い鞄。
さて、イギリス・スコットランドといえばお茶です。ホテルでも、普通にロビーでお茶とお菓子のセットが無料で提供されていたりします。写真のこちらは、グラスゴーのティールームといえば名が挙がる「ウィロー・ティールームズ」。20世紀初頭、国際的に有名な建築家、マッキントッシュによってデザイン、建築された空間です(歴史端折った)。あの背もたれが異常に高い椅子が特徴的。鵜ウェイトレスさんのメイド姿が古き良き面影を偲ばせますね。
Willow Tea Rooms
https://www.willowtearooms.co.uk
苺タルトとアールグレイ・ティー。何だかイギリスで紅茶を飲むと、よりまろやかな、柔らかい感じがするのが不思議です。タルトには苺&苺ジャム、その下にはシンプルにドカンと生クリーム。そしてさらに、隣にはもうひとつ生クリームが添えられています。イギリスの皆さんの体型も、ここから偲ばれますな、、、。
さて、紹介したいところはたくさんあるのですが、中でも印象に残ったグラスゴー大学へと向かいましょう。地下鉄で移動します。
大学へと向かう方向に並ぶパブ通り。感じがいいので、夕食はここで食べることにしておきます。
これは、、大学とは思えない佇まい。敷地内を軽く歩いたのですが、人がまばらなことも手伝って、まるで修道院のような印象を受けました。
オフィス横のホール。
大学構内はちょうど丘に建てられていて、見晴らしがいいんです。それもそのはず、このグラスゴー大学はなんと1451年に設置され、オックスフォード、ケンブリッジと並び、500年以上の歴史を持つ『英語圏最古』の大学のひとつなんです。いわば、俗世を超越した「知の聖堂」。それは宗教とも結びついていたので、聖地でもあったと言えます。気持ちの良い場所のはずですね。
回廊から中庭を望む。
見晴らしの良い丘陵に面したベンチでは、イケメン学生さんが詩集(想像)を読んでいました。
中庭に置かれたベンチ。この間カナダに撮影で訪れた際、湖岸に設置された同じようなベンチには「83年間、ずっと少年であり続けた祖父、エディの思い出に」と書かれていました。そしてこのベンチには「ケイティとゴードン、この大学で出会い、恋に落ちた二人の思い出として」とあります。英語圏では故人を偲んだり、何かの記念にベンチを寄贈する習慣があるんでしょうか(現在調査中)。ともあれ、素敵です。
こちらは薬学研究室の入り口。えっと、、まさにファンタジー!ハリーポッターの世界!←見たことないんだけど。
「ランドルフ・ビルディング」、ランドルフってあれですね!!指輪物語に出てくる長髪のおじいさんで、白い魔法使いの、、と思って撮ったんですが、あの方はガンダルフでしたね、、、。
さて、大学を後にしてパブ・レストランへ。今回のスコットランド出張で得たものは多いのですが、その中でも3本の指に入るのが、ここで食べた「ハギス」です。
Ubiquitous Chip
https://www.ubiquitouschip.co.uk
左上から、ジャガイモのピュレ、人参とカブを合わせたピュレ、手前が羊の内臓と玉ねぎ、オート麦、スパイス、ハーブを混ぜた「ハギス」です。見た目はどうってことはないのですが、スコットランドのどの料理店にもある、旨味溢れる看板料理。それぞれ味が違いますが、短い滞在の中ではこの店がいちばん美味でした。内臓系が苦手ではない方は、外せない一品です。というわけで古都グラスゴーから、聖地にある大学とグルメをお届けしました。次回もどうぞお楽しみに。