こんにちは、吉田タイスケです。今回からは久々に、パリ・オートクチュールコレクション、ショー会場前からのスナップをいくつかお届けします。まずはロダン美術館を会場として行われたディオールから。
パリ7区、ロダン美術館近くの交差点にあるカフェのテラスはこの日、多くのファッション関係者で賑わいます。
さて、あいにくの小雨がぱらつく一日。ディオール・レインコート仕様の人も多く見かけました。
足元は白いブーツ。
こちらはモノトーンで。
コートの裏地にもディオールのモノグラム。
2016年からディオールのクリエイティブ・ディレクターに就任した、マリア・グラツィア・キウリが最初のコレクションで発表した新たなアイコン「J’ADIOR=J’ADORE〜(私は〜が大好き)とDIORを組み合わせた造語」も、今やすっかりおなじみです。
そして待ち構えるカメラの数。これ、実際自分はだいぶ遠くから撮影しているんですが、皆さんのカメラに写り込んでいたらすいません、、。
通りの向こうでは、ディオールバッグを持った女性に付き添われて会場へ向かう咥えタバコのムッシュー。クラシックなスーツにサングラスがお似合いです。髭にマフィアのボス感(←何それ)がありますね。
こちらはリトル・ブラックドレスで颯爽と。アスファルトがランウェイのようです。
左腕に絡めているのは、マイクロサイズになったカロ。
こちらはデザインが未来的にも見えてくるニット。
信号待ちの二人。パリコレのシーズンになると、「ファッションはパリの華」なんだなと実感します。華はパリになくてはならないもの、生活必需品です。
カフェのテーブルには、使い込まれたサドルバッグ。
エレガントなマダム。シースルーモードは今年も健在です。
紺、スカイブルー、ゴールドの組み合わせが爽やかでした。
こちらはグラディエイター風サンダルがお揃いなお二人。右のマダムはよく日焼けした肌に、ベージュのグラデーションがお似合いです。
古くはムッシュー・ディオールの時代から、コレクションに取り入れられてきたチェック柄。こちらはブロンドヘアに青と白の色バランスも、ミニスカートにブーツも「KAWAII」んです。そういえば、今回撮影した何人かのゲストに仕事を訪ねると「インフルエンサー」と答える人が多いのには驚きました。モデルでもジャーナリストでもなく、「インフルエンサー」←言ってみたい。
バッグはマイクロレディ・ディオール。
また今回のオートクチュールは諸々の事情から、招待されたゲストに他の人たちが近づけないように配慮がされているのも特徴でした。
車で入り口まで来て、そのまま会場へというパターンがほとんど。カメラマン泣かせです。
小雨の中、会場へと向かうゲストたち。
傘は必要ありません。ディオール・ボーイ(今名付けた)たちがかざしてくれるので。
華やかなゲストやVIPを一目見ようと集まった、未来のファッショニスタたち。
その隣をパリコレは関係なく、トロチネットで通過するパリジェンヌ 。こちらは(今のところ)日本ほど厳しくないので、公道に電動バイクが溢れています。
さて、ショーが終わって出てきたモデルのコーディネイトも何人かご紹介。彼女たちは次の会場へ移動するのにバイクタクシー(移動が早い)を使う場合も多く、周りに写り込んでいるのはそのライダーたちです。
こちらは襟元が華やかなブラックコーディネイト。よく見ると足元が足袋デザインです、マルジェラでしょうか。
そのスタイルで、いつもながら何を着ても様になります。
スニーカーは御用達。ラフだけど皆、それぞれ個性がありますね。
多くのカメラを集めていたモデル。ビューティでもキャスティングされそうな雰囲気です。
こちらは送迎車を待つ二人。
こちらは一足早く、暖色系にまとめたコーディネイト。パリと言えばのトレンチコートです。以上、ディオールのショー会場前スナップから、モデルたちの私服までをお届けしました。パリの華が届きますように。次回はシャネルの会場前スナップの予定です。どうぞお楽しみに。