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ヨーロッパ写真日和VOL.54『イタリアはピエモンテ州、葡萄畑と美食の旅』

こんにちは、吉田タイスケです。秋と言えば芸術、スポーツなど、さまざまな枕言葉がつきますが、その中から今回は『食欲の秋』をテーマに(?)、葡萄の収穫の季節が訪れた、イタリアはピエモンテ州からお届け致します。

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テラスから外を眺めれば、去年世界遺産にも指定された起伏のある丘陵地帯に葡萄畑が広がります。

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フランスやイタリアで葡萄畑を眺めていると、日本で例えて言うなら水田を目の前にしているような気持ちになります。どこか神聖で懐かしく、地に足がついているというような。

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葡萄の収穫をする人達にも出会えました。手で摘んだ葡萄を赤いカゴに入れていきます。

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ピエモンテのワインといえば、ネッビオーロ種。この季節には霧が多く、その霧を表す「ネッビア」という言葉が元になっているとか。

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地元のトラットリアにて。秋に収穫されるのは葡萄だけではありません。こちらはポルチーニ茸と牛肉のカルパッチョ。牛肉は生、キノコもスライスしただけで、味付けはオリーブオイルと塩だけ。それだけですが、他には何も加える必要がない一皿になっております、ハイ。季節の恵みですね。

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次に運ばれてくるのはタマゴダケとジャガイモのソテー。キノコ尽くしを堪能してきました。

Trattoria Pappa e Vino

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さて、今回イタリアを訪ねたのはここ、ラ・チャウ・デル・トルナベントというミシュラン一つ星レストランが所蔵する、ヨーロッパでも有数のワインカーヴのお披露目というイベントのためでした。まだまだ飲んで、食べます…。

La Ciau del Tornavento
https://www.laciaudeltornavento.it/ita

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オーナーが厳かに重い扉を開きます。お宝ワインを貯蔵するカーヴの入り口は、まるで銀行の金庫です。

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アペリティフはカーヴの中で。

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もちろんシャンパンではなく、スプマンテです。

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前菜に白トリュフと卵の後は、ウサギとオリーブのラビオリ。白い泡はバターソースです。さすがの星付きというか、滑らかなソースで伝統料理が洗練された一皿に仕立てられていました。

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デザートはパンナコッタのアイスクリームにチョコレートソース。上に少しかけられたコーヒーのシャーベットが食感や香りに幅を広げる、ニクい一皿です。

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このレストランは別棟に宿泊することもできますので、飲み過ぎても大丈夫(?)。バローロ、バルバレスコとイタリアを代表するワインの生産地でもあるピエモンテ州、ワイン好きな方はぜひ訪ねてみて下さい。次回もどうぞお楽しみに。

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