前回につづき世界の車窓からこんにちは、吉田タイスケです。スイスの第三回目はマッターホルンの麓、ツェルマットからお届けします。
どこか温泉街の趣を感じる(?)ツェルマット。ここはスイスで最も人気のある観光地のひとつで、特に日本人が好んで訪れる場所だそうです。
観光地として有名になり過ぎた村や景色には、趣がなくなるもの、、、と思っていたのですが、、、
翌朝、ゴルネグラートの展望台へ向かう電車で、その思いはまさに4000m級の神々の山嶺に砕かれました。
100年以上の歴史を持つ登山鉄道で、高低差約1500mを登ります。あっという間に標高は、3089m。
高山病が心配でしたが、数時間滞在する分には問題ないそうです。
7月でしたが、雪が残る展望台。早くも息が苦しいような、、、←気のせい。
展望台ではマッターホルンを含め、ヴァイスホルン、モンテ・ローザなど、標高4000mを超える山々のパノラマを楽しむことができます。
地上とは別世界、、、。
なんというか、空の上でのんびりしている気分です。
お腹が空いたら、展望台にあるクリムホテルのレストランへ。
パンの上にチーズとベーコン、赤いフルーツのジャム。
こちらはもうひとつの展望台。スネガまで登ってみました。
けなげな高山植物。
マーモットの道はこちら(残念ながら出会えなかった)。
夕暮れのツェルマット。展望台へ登る登山電車とは逆の方向にある高台から、町を見渡すことができます。
遠くを望めば昔も今も、山は変わらずそこにあって悠久の時が流れている、、、と言いたくなるようなマッターホルンの姿。
まるで聖堂にいるような心持ちでした。山はいいですね。
次回もまた、ヨーロッパのどこかからお届けします。どうぞお楽しみに。