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『雨の日が待ち遠しくなる、レインズ』ニューヨーク・ニューヨークVOL.102

マディソンです。 

今日は、ソーホーに出店したデンマークのユニークなブランド、レインズをご紹介します。4年位前から、世界に向けてコンセプトストアを展開していますが、最初は首都コペンハーゲンでした。その後、パリ、ニューヨーク、ロンドンに現在出店しているそうです。元々のコペンハーゲンのフラグの印象を残しながらも、各都市の趣にマッチした内装を意識しているそうで、ソーホー店も、最初は外国ブランドとは気づきませんでした。

雨という、少しふさぎがちなお天気を、スタイリッシュでありながら、ウキウキした気分で過ごせたら、という願いが込められているそうです。

Rains

コートの色はパリやロンドンといった古い街に溶け込むシックな色合いだけでなく、鮮やかな黄色も効いていますね。

しっかりした品質の素材にこだわる一方で、伝統的ないわゆるレインコートの域からあえて飛び出したい、そんなチャレンジ精神でデザインされているそうです。スカンジナビア半島的なシンプルを主軸に置いたデザインでありながら、コート他にもバッグやアクセサリーなどにも一工夫が見られますね。

2012年にスタートして以来、雨の日の装いってどんなもの?という問いに答える形で、ラインアップを増やしてきました。そもそものスタートで、第一番目の製品というのが、何とポンチョ!だったそうです。もちろん続くシーズンからは、レインコートや他の製品も発表してきましたが、ブランドを立ち上げて、その最初の作品がポンチョというのは、いくらシンプルを好むお国柄とはいっても、ちょっと他に聞いたことがありませんね…。

雨の日の装いというと、もちろん雨に濡れることを防ぐ防具としての機能が要ります。その一方で、たとえ雨の日でも、晴れやかに楽しい気分で過ごしたいものです。そうした心理的な効果を機能に上手く合致させたブランド、それがレインズなんです。



にしても、レインズという名前がそのものズバリなんですが、“嫌だな、雨が降ってきた”という気分を、“雨だから、レインズが着れる!”に変えようと提唱しています。

梅雨という、長く雨の日が続く日本にも、きっとやってくることでしょうね。それまでは、ソーホーのお店をおたずねください。

店内は白を基調としていて内装もシンプル。植物があちこち飾られている辺り、如何にもソーホー的です。

こちら残念ながら、コロナ感性拡大で今は閉まっているんですが、有名チョコレート店の一つ、マックス・ブレナー。日本では広尾に出店しているそうです。

創業はイスラエルですが、ニューヨーク、東京だけではなく、世界に40店舗もあるそうです。チョコレート・ピザ(もちろんデザート、甘い)が有名ですが、クレープやワッフル他、チョコレート・フォンデュもお勧め。チョコレートが心行くまで堪能できるうえに、内装も楽しく、カフェというよりは内装がテーマパークのように凝っていて大人気なんですよ。

私のお気に入りは、注射器入りチョコ。口の中にシリンジを押し入れるというもので、チョコの味は抜群ですが、それが注射器に入っているというユニークさで、お土産にすると意外性でとっても好評です。

近年人気のノマド地区を下がって、フラットアイアン・ビルの近くを歩くと、面白いデコのビルが。何でしょう?コロナでどこも閉まっているので、落ち着いたら是非訪ねてみたいです。この辺りはSoMad、つまりノマドというノース・マディソンパークの反対の、サウス・マディソンパーク地区にあたり、サウス・マディソンパーク・スタジオという、アーティストたちが自身の作品を発表するプラットフォームもあります。いつもなら、活気あふれる人込みなんですが…。

ただ、ソマド(マディソンパーク南)地区は、未だにまだノマドほど知られていません。ノマド地区には、エースホテルやノマドホテルなど、みんなが憧れる場所やレストランが出てきてぐっとおしゃれになりましたが、ソマドの方はそうしたファッション的統一感がまだなく、雑多な印象を受けてしまいますね。

フラットアイアン駅から今度は、地下鉄でミッドタウンに戻ってきました。

日本からの観光客もたくさん訪れるヒルトンホテル近くです。かなり巨大なオブジェで迫力がありますね。実は普段はこの辺りに、マンハッタンに来たら是非食べてみるべきと、観光雑誌がこぞって取り上げている“チキンオーバーライス”の屋台が並んでいるです。

元々はザ・ハラルハウスという屋台が1992年に鶏肉、ジァイロ肉、ピタパン、ライスでもってチキンオーバーライスというメニューを発表したところ、昼はこの辺りのオフィス街の人たちが列をなし、夜になると観光客が押し寄せて大評判となりました。真似をする屋台が続出し、この辺りにひしめきだしたんです。2010年には、ニューヨークの屋台ナンバー1を決める“ヴェンディ賞”も受賞しました。

もっとも、今はコロナなので、屋台は全く出ていませんが…開けたら一度、ここのチキンオーバーライスをご紹介しますね。

ロックフェラーセンターの前を通って、高級デパートのサクスフィフス・アベニューに着きました。クリスマスのゴージャスな飾りは終わって、カジュアルな冬の装いのディスプレイです。お家時間が増えますし、パーティはできにくいので、カジュアルな装いがどうしても人気になるようですね。

5番街に出ると、少し人通りが戻ってきています。オフィス街ではなく、ショッピング街だからでしょうか。

如何でしたか。

毎年インフルエンザが流行りやすい冬になってヴィールスが活性化しているのか、コロナ感染者が世界中で増えていて、変異種まで出てきました。ニューヨークも、一時期25%程度で屋内飲食で来ていたのが、ただ今全面的に屋外飲食とテイクアウトだけになってしまっています。街中では、アマゾン・プライムのトラックやウーバーイーツの自転車や車ばかりが、やたら目につきますね。。

今年はニューヨーク、冬早々かなりの大雪に見舞われましたが、今のところ大雪が続いてはいません。大揺れに揺れましたが、今週中には無事政権も交代する予定ですし、ワクチン接種が広がることでコロナも収束して、普通の日常に戻りたいですね。

『雨の日が待ち遠しくなる、レインズ』ニューヨーク・ニューヨークVOL.102Takashi -タカシ-

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