ニューヨークから、マディソンです。
しばらくぶりに、コロンバス・サークルにあるMICHAEL KORS(マイケルコース)を訪ねてみました。
まだ早朝なのでお店は開いたばかりです。流行りの白を基調とした店内には、人気のバッグがたくさん飾られていますね。ただマイケル・コースも他のブランド同様、ライフスタイル・ブランドへとシフトしてきているので、手前には靴、奥にはスマート・ウォッチらの陳列も見えます。
ドレスももちろんあります。スタッズは当初エッジの効いたブランドから火が付いたんですが、今ではすっかりエレガンス系ブランドにも浸透してきています。
コースは日ごろからニューヨークの街を闊歩する女性たちを観察している、と雑誌のインタビューに答えていました。コレクションを作るインスピレ―ションは、街を歩く女性たちから得ているそうです。
ニューヨークの女性たちの靴がぺったんこになってくれば、彼のコレクションにもヒールのない靴が現れ、60年代に流行った絞り染めのシャツが街にちらほら見えると、染めたスエットを発表するという具合いに。マイケル・コースが人気ブランドなのは、街の女性たちの表現を少し洗練させることに焦点をあてていて、決して彼女たちの心とかけ離れないスタイルを提唱していること、そこに理由があるように思います。
例えばこの写真の、スタッズで飾られたバックパックはいま街で人気ですね。肩だしスタイルも本当にこの頃よく見かけます。
セントラルパーク南西端に位置するコロンバス・サークルのあたりは、ミッドタウンではあるものの、ウエストサイドの芸術家気質な女性たちが多く闊歩しています。そんな地域にあるこのマイケル・コースの店舗では、アイリスカラーが人気でお勧めだと聞きました。
教えてくれたのがビオーサで、確かに彼女の左側のドレスやバッグには紫、アイリスカラーが目立ちます。
人気のスタッズは、ポーチのデザインにも使われていますが、アイリスカラーのもディスプレイされていますね。
ドレスの近くによってみると、何やらひと昔前のカメラケースのような不思議なバッグが…。
ポラロイドカメラをイメージしたバッグだそうです。コースは何でも大のカメラ好きで、写真左のポラロイドカメラも、コースが作りました。バッグとサイズぴったりですね。
お馴染み、マネージャーのデービッドです。マイケル・コースといえばバッグが一番人気だと思うんですが、この店舗の場合、なんとスマート・ウォッチなんだそう。大体350㌦前後だそうです。
そういえば彼もアイリス・カラーのセーターですね。
スタッズにアイリスカラーのドレスが真ん中にディスプレイされています。
スタッズは靴にもついています。
ライフスタイル・ブランドとして、靴やドレス、スマートウォッチと広がっては来ているものの、やはりマイケル・コースといえばバッグでしょう。
ミランダ・カーが大好きなセルマ・シリーズは他のセレブにも大人気で、カーダシアン家出身の人気モデルのケンダル・ジェンナーもセルマのバッグで歩いているところをよく目撃されています。179㌦くらいでしょうか。セレーナ・ゴメスもセルマ・サッチェルのバッグを目撃されてました。こちらは358㌦。そうそう、テイラー・スウィフトのセルマ・サッチェルのバッグも298㌦くらい。
人気ブランドなのに、お高くとまっていない。手に届きやすい価格が、コース人気の秘訣でもあります。400㌦以下でセレブになれたような気分、これですね。
感心して店を出ると、コロンバス・サークルはとても気持ちのいい秋晴れになりそうなお天気。そうそう、このビルの上階には、アマゾンがニューヨーク発の書店をオープンしていましたっけ。こちらは今度ご紹介しますね。
次の目的地に急いでいたら、馬車が追い越していきました。交通が渋滞しているので、車より馬車の方が早かったりするなんて、不思議ですね。
ではまた、次回ニューヨークでお会いしましょう。