マディソンです。春が近いのはいいですが、突風がこまりますね。ニューヨークは高層ビルの谷間に、かなり強い突風が吹き荒れます。
前回ヴィトンの前を通った時に感じた謎を今回といてきました。ホテルは同じナイトホテル・タイムズスクエア―。今回は併設のレストランのキャンペーン時期にあたったようで、なんとワイン一本という凄いプレゼントがありました。
レストランオーナーからのお手紙で知ったことなんですが、それにしてもこんなことは初めて。グラスがプラスチックというところが少々惜しいものの、でもオープナーもちゃんと置いてくれています。とはいえ、まだ時間も早いのでワインは夜にとっておき、グランドセントラル駅に向かいます。
朝の通勤でにぎわるセントラル駅の地下には有名なオイスターバーもありますが、最近の一番人気は、あのシェイクシャック。日本にも進出していますね。
といって、今回のお目当ては食べ物ではなく車。グランドセントラル駅のターミナル付近で4万個のLEDライトをつけた、トヨタのレクサスが展示されているのです。ニューヨーク・ファッションウィークにちなんで、後ろのスクリーンに表れたドレスの色に合わせた色のライトが点滅するそうなんです。
ニューヨーク市の交通法規からすると、これだけのライトを搭載している車は対向車や後続車などほかのドライバーの目をくらませて危ないというため、路上運転はできないそうですが…。さて、今日こそ5番街57丁目、ブランド街とブランドストリートが交差する場所にあるルイ・ヴィトンに行って、不思議なディスプレイの謎を解いてきたいと思います。
ありました。例の不思議な象。でも、一緒にディスプレイされているのが今度は男性になっています。
何とも言えない表情の像ですが、他にも馬やキリンまでありました。通りを歩く女性も気になるようです。そうそう、キリン横の女性が、以前は像の隣に飾られていたんですね。
店内の日本人スタッフ、シマコさんによると、メンズのアーティステイック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズが南アフリカを訪れた際アフリカの動物にインスピレーションを受けて、ジェイクとディノスというアーティスト業界の問題児ともいわれているチャップマン兄弟とコラボした製品のディスプレイなんだそうです。ところが、このコレクション9月のファッションウィークで発表されると、なんと一日で完売されてしまい、ディスプレイすることもできなかったとのこと。実際の製品を目にすることがなかったので、それで私も最近気づいたんですね。
そういえば、草間彌生さんとヴィトンのコラボの時もすごかったですね。すぐ売り切れてしまいました。。ヴィトンの場合、コラボが人気だからと言って継続して作らないので、一度売り切れると、中古品以外もう2度とその製品にお目にかかれないのだそうです。今も店内に草間さんの時のディスプレイ、飾ってありますね。
ようやく謎も解けて、ホテルに戻ります。ロックフェラーセンターの横を通ると、スケートリンクで滑っている人たちがいました。
確かに外は寒いですが、でも滑っていれば大丈夫のようです。ところで、ロックフェラーセンターのリンク傍にスイスで作られて空輸されてくる贅沢なチョコ、トウシャ―チョコレートのお店があるんです。昔私がチューリヒに住んでいた頃、すぐ近所にあった懐かしいお店です。
店長のロランドさんによると、一番人気はシャンパン・トラッフル。今では他のメーカーも販売していますが、そもそもシャンパン・トラッフルを考案したのが、トウシャ―を立ち上げた創業者なんだそうです。では今晩のワインに合わせて、人気のチョコを一つ買って帰りますね。ではまた、次回お楽しみに。