急に気温が下がって寒くなってきました。初雪はまだですが、そろそろ来そうな気配です。
日本は湿度が高いので、夏は熱中症など要注意ですが、冬はニューヨークより寒さがカバーされる気がしますね。
お元気ですか。ニューヨークから、マディソンです。 しばらくぶりに5番街のフルラを訪ねたところ、新作が何点か入っていましたので、ご紹介していきますね。
ただ今中間選挙の真っただ中で、ロックフェラーセンターの辺りに、テレビのNBCネットワークがデモクラシー・プラザという看板をあげています。
アメリカには上院と下院があって、下院議員の任期が2年、上院議員は6年なんですが、2年ごとに3分の1づつ変わる仕組みになっているんですね。上院下院議員や州知事などの選挙が大統領選の無い年に行われるので、中間選挙と呼ばれているそうです。
トランプ大統領当選のニュースは、タイムズスクェアの電光掲示板で目にしたんですが、ヒラリーが完全優位だったので、信じられない気持ちでした。
一足早いクリスマスツリー、と思いきや、どうもチャリティーイベントのようです。
このサンタクロースに扮した緑色の顔のキャラクターはグリンチといって、アメリカではクリスマスシーズン必ず再放送される番組の人気者です。
“グリンチ・ストール・クリスマス”というんですが、クリスマスを祝って楽し気にしている村人を面白く思っていないグリンチが、サンタクロースに扮装してクリスマスのデコレーション、プレゼント、ご馳走までも盗んでしまうものの、急にクリスマスの本当の意味に目覚めて、村人に盗んだものをすべて戻してお祝いに参加するというストーリーなんです。
番組内の歌もキャッチ―で、毎年見ているにも関わらず必ずこの頃見てしまいますが、そんなグリンチにちなんで、広く温かい心を持とうよということなんでしょう。チャリティーイベントのPR用ツリーのようです。その前にはインスタ用撮影スポットもありました。
さて、5番街に出るとフルラです。
今日は寒いですが、とってもいいお天気なので5番街にぎわっています。
店内に入ると、真っ先に飛び込んできたのが、人気メトロポリスのバックトップ付け替え用の新デザイン。ラブの文字が入った遊び心満載のものがあると思えば、いまニューヨークで流行りのメタリックのゴールド、レッド、シルバーもあります。
シルバーは特に今大人気カラーなので、流石取り入れていますね。
奥の棚に…ありましたワンダーフルラ。ミラノファッションウィークで話題になりました。ワンダフルとかけているんでしょうか。このシリーズはラスベガスと、このニューヨークフラッグシップ店だけにおいているそうです。
わかりますか。
どちらかというと、あまりフルラ的ではないスポーティなバッグと靴なんですが、ボクシングからインスピレーションを受けたそうです。
ヨガ・ウエアからアースリージャー・ウェアというジャンルができて、普通の通勤でもカジュアル化がニューヨーク進んできています。背景にはITスタートアップの勢いで、元々カジュアル嗜好だった西海岸ファッションが、ヨーロッパの影響の濃い東海岸にも波及しているということかもしれません。
ストリート系ファッションもただ今ニューヨークのトレンドですが、ワンダーフルラのスニーカー、もろにストリートという感じですね。
人気シルバーカラーの靴、さすがフルラトレンドをしっかり押さえています。
日本でもメトロポリスは大人気と聞いています。ここニューヨークでもフルラの一番人気は今のところメトロポリスなんですが、このフルラミニが今一押しで、少しづつニューヨーカーたちはメトロポリスから、このフルラミニに移行してきていると聞きました。
ヨーロッパとアジアで少しづつ人気に火がついてきているようです。止め口がしゃれていますよね。
入って左側の棚には、奥にあったワンダーフルラのようなストリート系、スポーティなバッグとは対照的な、フルラ・べラリアが飾られています。
レトロでありながら未来的と紹介されていますが、イタリア的というよりは、パリの洗練を思わせるデザインになっていますね。
お揃いのカードケースもあって楽しい…。
バタフライの留め具が可愛い、フルラ・ムゲットも根強い人気があると聞きました。
フルラが20代―40代の女性に人気があるのは、こうして常にトレンドを意識しながらも鞄づくりの品質をきっちり保っているからなんだと思います。
その上、今回はストリート系で10代後半、そしてヨーロッパの洗練で50代にも人気の幅を広げていっている感じがしますね。
それから日本ではあまり目にしないんですが、このフルラ・コメットもムゲットと並んでニューヨークでは根強い人気です。バッグパックやミニバッグもあるんです。
フルラ・ニューヨークの5番街フラッグでは、大体3ヶ月毎に新作が出荷されると聞きました。スタッフもフレンドリーで、フラッグなのにとても入りやすいです。
如何でしたか。ではまた、ニューヨークでお会いしましょうね。