こんにちは、マディソンです。この写真は7番街57丁目にある高層ビルの住所が888番地だと大理石で表示しているのですが、零下の気温の中では大理石…とても寒そうです。
本日はミッドタウンでのミーティングがいくつかありますが、その前にエンパイア・ステイトが見えるベニハナCEOの友人宅へ。
お宅は1975年に建てられた51階建てのオリンピックタワーという、ニューヨークではランドマーク・ビルの中にあり、トランプタワーからは数ブロックぐらい。
通りを避けて、まだ雪が残るセントラルパークを次のミーティングのため北に向かい、
急ぎ足でルイ・ヴィトンの不思議なディスプレー前も通りました。次回は是非このディスプレーの由来を聞いてみたいものです。しかし寒いです。
ミーティングが終わって外に出るとまだあまりに寒いので、ホットチョコレートをすすりにラルフズ・カフェに立ち寄りました。調査結果によると、米国版さとり世代と呼ばれているミレニアルズは体験に価値を感じるそうです。ミレニアルズを引き付けたいブランドとしては、自分たちの世界観を製品ばかりではなくライフスタイル全体として体験してほしいということで、最近ブランドのレストランやカフェ、ホテル進出が目立ちます。銀座にもエルメスやブルガリがバーを出店していますし、カフェではグッチ・カフェなどありますね。
ここラルフズ・カフェのある5番街のポロ・ラルフローレン内には暖炉もあって、こんな日は本当に温まります。(※2017年4月15日に閉店となります。)
ここではコーヒー豆もすべてラルフズカフェ・ブランドです。ラルフズのチョコレートはブルックリンで製造している生チョコ。生チョコには独特の味わいがありますが、5ドルほどの小ぶりの方がお勧めだと、アマンダが教えてくれました。ラルフズ・カフェのイメージカラーの緑のリボンでチョコを包んでくれている彼女、実は日本語ペラペラなんです。岡山県に留学していたことがあるそうで、日本が大好き、コメディ女優志望ですって。
ラルフ・ローレンといえば、1月にワシントンで行われた大統領就任式で、メラニア夫人が着ていたドレススーツがとても評判になりましたね。代々ファーストレディはアメリカブランドを着る習わしだそうですが、メラニア夫人が着用したのもジャッキー・ケネディのスタイルを思わせる60年代風のラルフ・ローレンのブルードレスでした。ちなみにヒラリー・クリントンが着ていた白のドレススーツもラルフ・ローレンとのこと。
トランプ氏の大統領就任は今でももめていますが、実はファッション界でもちょっとした事件が。オバマ大統領夫人の愛用ブランドをデザインしているソフィー・シアレットが、メラニア夫人の就任式服をボイコットしようとデザイナーたちに呼びかけたものの…、賛同者は少なかったようです。
つい好奇心にかられてラルフズ・カフェすぐそばのトランプ・タワーに行ってみました。まだまだ警備は厳しいようで反対側に渡らされました。58階建てのこの建物、1983年にオープンしたそうです。入り口は隣ですが一階には、オードリー・ヘップバーンの映画“ティファニーで朝食を”の、あの忘れられない名シーンのティファニーが入っていますし、グッチもタワー内に入っています。
ミーティングを全部終えて外に出ると、辺りはすっかり暗くなっていました。交通渋滞が悪化する一方なので、ニューヨーク市は近距離なら自転車で移動してもらおうというサービスを始めました。繋がれている自転車はそのためのものです。それにしても雪が降れば無理ですし、しかもマンハッタンを訪れる観光客は毎年5,000万人にものぼります。自転車の数、足りなくありませんか…。
さて、私はこれからタウンハウスを貸し切ってのパーティに向かいます。それではニューヨークからまた次回お会いしましょう。