マディソンです。今回もマンハッタンのミッドタウン西側、コロンブスの像を囲んで車道が円形交差点になっているコロンブス・サークルからお届けしています。コロンブス・サークル内にあるマイケル・コースのショップを訪ねてみました。
今年の人気はビビッドなピンクと真っ赤の2色のバッグだそうです。マーサーという名前で、かなり小ぶりになってきています。これなど単純にデート用で、仕事の資料は入らないですね…どう見ても。価格も225ドルとリーズナブルです。
マネージャーのデーヴィッドが説明してくれましたが、手が自由に使えるよう、取りはずしのきくストラップが人気だそうです。花の飾りがついていて、フェミニンでしゃれていますね。近ごろアメリカでは個人旅行はもちろん、ビジネスでも移動する人たちが多く、スーツケースを引くときなど、バッグの方は手が自由に使える、ハンズフリータイプが流行なんだそうです。
このストラップは40パウンド(約18キロ)の重さでも大丈夫とデーヴィットがデモンストレーションして見せてくれました。
人気といえば、リバーシブルのこのタイプもよく売れていて、何といっても1ヶのバッグで3タイプのデザインが楽しめます。
別の色もありますね。このバッグなど、全部はずせば黒に、ブルーのカバーは表はブルーですが、裏は別カラーなので3色楽しめます。売り出しの時には328ドルでしたが、現在は246ドルとぐっとお得になりました。
マイケル・コースは年4回、シーズンごとに新作が次々発表されますから、少し待てばお安くなるかもしれませんね。
スマホ機能を兼ね備えたウエアラブル市場には最近でこそ他メーカーも参入してきていますが、数ある高級ブランドの中で、真っ先に名乗りを上げたのがマイケル・コースなのだと、デーヴィッドが教えてくれました。
マンハッタン郊外のロングアイランドで生まれ、ファッションモデルを母に持ち、FIT(ファッション・インステイテュート・テクノロジー)卒業のマイケル・コースは生粋のニューヨーカーですが、これらの時計は昨年にブランド35周年を記念して発表されたそうです。
アイ・ウォッチなど、機能はあっても今一つ無骨なデザインが多い中、さすがコース、ウエアラブルらしいやぼったさを全く感じさせません。
コロンブス・サークルを出てしばらく外を歩いたら、まだまだ寒いので、ただ今マンハッタンで大人気のターメリック・ラテを飲んでみようと思いました。
料理好きな人はご存知と思いますが、ターメリックって、よくカレーに入っているスパイスです。カレーなので、もちろん黄色。インド系アメリカ人の友人に聞いたんですが、もともとインドのお母さんたちは健康に良いからとターメリックやショウガをお湯やお茶に溶かして子供たちに飲ませるそうです。それがマンハッタンに来ると、ラテになったんですね。
一カップ5ドル。飲んでみると、健康にはいいのかもしれませんが、やっぱり少し妙な味のような気がします。
さて、私は次のミーティングへ向かいますが、青空にエンパイヤ・ステイトが、今日はくっきりと映えています。また、次回マンハッタンからお会いしましょう。